カテゴリー : 光合成/page-1

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紫色の葉のカタバミ

道端で時々葉が紫になっているカタバミを見つける。 紫といえばアントシアニンで、 アントシアニンといえば、光合成と成長のバランスが合わない時に調整に用いられるというイメージがある。 葉でアントシアニンを蓄積させる意味 夏の日射量が多くて、気温も高い時期に、 カタバミは自身を傷つける程光合成をしてしまうのか? と思ったけれども、 そうであればどこかに緑色の個所があっても良いはず。 これは常にアントシアニンをたくさん合成してしまう株なのか? と思い調べてみたところ、 ...

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恐竜と石炭と酸素

今回の記事は地球について興味を持ち始めた駆け出しのペーペーが なんとなく思ったことを書いてみたものになるので、 内容の正誤は大目に見て暖かく見守っていてください。 恐竜好きな子は多いらしい。 ひょんなことから我が家でも恐竜についての話題が挙がることが多くなってきた。 良い機会なので恐竜についての本を読んでみることにした。 恐竜は個体差に依るけれども、 大きいもので10メートルを超える種というものが結構な数いる。 現在陸上で生息する生物で最も大きいものはゾウ...

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大気中の温室効果ガスを減らしたい

20年前ぐらいの夏、35℃を超える猛暑日は年に数回あった程度らしい。 連日の猛暑日は温室効果ガスである二酸化炭素やメタンが大気中に増えたことが原因である可能性が高いと気象庁が発表しているのはよく聞く話だろう。 地球温暖化で台風が大型化、今後も増え続ける?(海洋研究開発機構) | ブルーバックス | 講談社 地中に埋まっていた石炭や石油といった炭素源を発電等で燃やしてエネルギーを取り出し、 その余剰分となった二酸化炭素が大気中に拡散される。 二酸化炭素によって平均気温が高まり、 ...

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不調なミカンの木からの漂白の落ち葉

佐賀のハウスミカンの栽培者の方向けに塩類集積等の話をしましたの後に栽培の様子を見に行った。 ハウス内で下記のような話題が挙がった。 最近、ミカンの落ち葉が土に還るまでの時間が遅くなっているように感じる。 その中で更に不調の木からの落ち葉は 白っぽいものが多くなっている。 調子の良い木であれば、 こんな感じで褐色になっている。 なぜ、落ち葉は土に還りにくくなったのだろう? なぜ、落ち葉の色が白くなってしまったのだろう。 この疑問に対する解答...

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夏に活躍!C4回路の植物たち

スベリヒユの持つCAM回路 前回まででスベリヒユのもつCAM回路(CAM型光合成)についてを記載した。 ざっくりと書くと、 乾燥した環境において気孔を開いた際に葉内の水が過剰に蒸散されないための仕組みで、 乾燥ストレス下において非常に重要な機能と言える。 上の記事の更に一つ前の塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユで スベリヒユはC4回路(C4型光合成)も持つと記載した。 このC4回路はエノコロでも触れた。 エノコロを見て思い出す師の言葉 C4回路とい...

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スベリヒユの持つCAM回路

塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユ 先日の記事で 塩類集積を起こした土でスベリヒユが繁茂していた という内容を記載した。 スベリヒユを調べてみると、 C4回路とCAM回路といった周りの草とは異なる光合成をしていた ということがわかった。 この話を進める上で、 C4とCAMについて知る必要があるため触れておく。 逆順になるけれども、まずはCAM回路について。 そもそもCAMとは何か?というと、 ベンケイソウ型有機酸代謝のことでCrassulacean...

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地衣類という菌たちの巧みな生き方

大多数を占める日和見菌の振る舞いまでの記事でずっと続いている作物の病気と農薬の話で、 農薬の作用点が細胞レベルで語られるのであるならば、 病気の理解も細胞レベルで語られる必要があるわけで。 遺伝子の水平伝播 病気に関しての総合的な判断力を獲得するためには、 土壌微生物の分類も必要だろうと、 By 投稿者作成 - Cavalier-Smith, T (2004). “Only six kingdoms of life”. Proc. R. Soc. 271 (1545): ...

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葉にアントシアニンを溜めるキャベツたち

葉がうっすらピンクのキャベツに遭遇。 慣習的な判断だと寒さの障害で葉にアントシアニンが蓄積した。 ということが多い。 周辺のキャベツは一律一緒の条件で寒さにあたるはずだけど、 アントシアニンが蓄積しているのは、どちらかというとこじんまりとしたキャベツに多い。 最近、連日アントシアニンの蓄積について記載したけれども、 アントシアニンの蓄積は明反応 暗反応の状態になった時に生じるもの。 葉でアントシアニンを蓄積させる意味 どちらかというとこじんまりとしたキャベツの方が寒...

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果実の熟成と活性酸素の働き

イチゴの果実形成で蓄積するアントシアニンまでの記事で、 アントシアニンの蓄積は水から電子を取り出す明反応 二酸化炭素を糖に変換する暗反応の関係になった時、 行き場をなくした電子が活性酸素となり組織に蓄積する際に、 活性酸素を抑えるためにアントシアニンが合成される という説が有力であることを記載した。 それは熟成中の果実の着色でも同じことが言える。 果実と活性酸素と言えば、 熟成中の光合成量の調整以外に気になることがある。 それは、 果実内発芽から見える...

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イチゴの果実形成で蓄積するアントシアニン

葉でアントシアニンを蓄積させる意味で寒い時に葉にアントシアニンが蓄積するのは、 光合成が明反応 暗反応の状態になり、 明反応で得た電子の余剰によって活性酸素が過剰になり、 活性酸素を抑えるために抗酸化物質であるアントシアニンを合成し抑制する。 アントシアニンは色素であるため、太陽の光に対するフィルターにもなり、明反応の量を減らす。 ということが現在の主流の考え方であることがわかった。 これを踏まえて、 果実の方のアントシアニンの蓄積の方も見ていきたい。 ...

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葉でアントシアニンを蓄積させる意味

イチゴの果実の着色を担う物質は何か?でイチゴの果実の紅色の色素とその合成経路がわかった。 それを踏まえた上で、色素であるアントシアニンが何であるのか? そこらへんを見ていきたいと思う。 アントシアニンに関して、日本植物生理学会のみんなのひろばにわかりやすい記事があったので、そちらを紹介する。 /**************************************************/ 無機養分の欠乏、過剰、アンバランス、温度ストレス、病害などはすべて葉の光合...

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イネがシリカを吸収すると

台風時のイネの倒伏の話題からはじまったシリカの話。 シリカ ≒ 二酸化ケイ素と捉えると、粘性の高いマグマ由来の火成岩を主の地質とする地域でイネの品質が高くなるはずだけど、そうではない。 というわけで、 前回までは植物にとって吸収しやすいシリカとは?という焦点で話を進めてきた。 植物はどのようにしてシリカを吸収するか? 吸収の有無はなんとなく書いてきたけれども、 根本の話でシリカがイネの倒伏防止に有効なのか? という話題には触れていないため、 今回はシリカの効能について...

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台風でも倒伏しないイネ

長野の栄村小滝集落の米づくり前編で 昨年の夏に長野県と新潟県の県境にある栄村に行った。 この村のとある集落では、 集落で農法が統一されていて、超高品質な米が収穫されている。 先日、小滝で出荷関連の合同会社を経営されている方が京都に来られたので、 私が訪れた後、つまりは大型台風の季節の話を聞いた。 台風と言えば、 台風一過の後のイネの倒伏が深刻な問題となる。 興味深いことに、 小滝集落ではごく一部の畑を除き、 イネが倒伏することがなかったらしい。 倒伏した...

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カタバミドーム

寒空の下で盛り上がるカタバミたちで紹介したこんもりとしたカタバミたち かき分けた時、 葉柄の徒長であったわけで、 このカタバミは、中は柱のような葉柄のみで、葉が全体を覆うようなドーム状をしているわけだ。 光合成の他に呼吸も行い、内部に向かって暖められた水分が蒸散するわけで、 外気温よりも内部の方が暖かい状態となっているはずだ。 カタバミがいるところの根圏に夏場に蓄積した有機物がたくさんあれば、 熱と湿気で有機物を分解しつつ、根からのシュウ酸で還元する...

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寒空の下で盛り上がるカタバミたち

土手の傾斜にて、 そろそろ二月に差し掛かろうという時期で寒さも厳しくなっていく。 そんな中でいくつかの植物は成長をしている。 この景色を見渡してみて、 こんもりとしたカタバミが目に付いた。 このような形状のカタバミが非常に多い。 カタバミとクローバ ところどころでアントシアニンが蓄積されていて、 小葉が下向きになりながら展開している葉が多い。 紅に色づく葉の内部で 小葉が集まって複葉 葉をかき分けてみると、 葉柄の徒長っぽい感じで展...

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光合成とグルタチオン

セリンの生合成 先日から植物とアミノ酸について調べているんだけど、 アミノ酸と言えばちょくちょく名前が出てくるグルタチオン。 グルタチオンとは、グルタミン酸、システイン、グリシンが、この順番でペプチド結合したトリペプチドである。 ※グリシンは側鎖が-Hの非極性側鎖アミノ酸 タンパクを形成するペプチド結合 By NEUROtiker - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link グルタチオン - Wikipedia つながり方がちょっと特殊みたいなの...

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スプリンクラーを見直して秀品率を上げる

先日、サンホープさんのスプリンクラーの設置に立ち会うことになった。 ここのスプリンクラーは昨日の施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせるで農薬防除の回数を大きく減らす要因となったもので、 秀品率に確実に貢献することができる。 秀品率に貢献する要因の一つとして、 イスラエルという水の少ない国で如何に散水を効率的に行うか?が徹底的に研究されており、 少量の水を噴霧状にしてから周囲の湿度を上げるように散水する。 噴霧状にすることにより、 暑い時間帯に温度を下げつつ...

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野菜の美味しさと強さを求めて

オーガニックの野菜は美味しくなりやすいで 細かい根の発生が少なくなることで硝酸態窒素の吸収量と相対的にミネラルの吸収量が低くなる。 という内容を記載した。 朝倉書店の根の事典で下記のような研究結果を読んだ。 手元にないので何ページに記載されていたかはわからない。 窒素、水、リンとミネラル(カルシウムだったと思う)を吸収する時、 窒素は根の先端から離れた箇所でよく吸収され、 水とリンは根のどこでも万遍なく吸収され、 ミネラルは根の先端に近いところ程よく吸収される というも...

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農薬を使用している方の野菜も美味しいよ

先日、とある女性らと話していて、 自然毒、農薬、添加物、遺伝子組み換え作物があったとして、 生物学をある程度勉強した人だったら、 自然毒 添加物 農薬 ≧ 遺伝子組み換えの順で怖いと感じると思いますよ。 自然毒は下手すると死ねますもん。 と返答した。 作物で有名な自然毒といえば、 ジャガイモのソラニンとか、モロヘイヤのタネとかかな? ソラニン - Wikipedia モロヘイヤのタネの毒は原始的な兵器だからね。 添加物は洗い流すことが出来ず、 実際に牛乳に入...

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発生し続ける活性酸素

鉄と上手なお付き合い 前回、生体内で活性酸素が発生して、侵入した菌とかを死滅させるけど、 活性酸素が強力すぎて、ある程度の量の活性酸素は鎮めなければならない と記載した。 これって、侵入した菌分だけ活性酸素を合成すれば良いんじゃね? という話になるけど、 常に活性酸素を用意しているから、 侵入した瞬間に菌を死滅させることができる。 侵入してから数を菌の数をカウントして、 それに合わせて活性酸素を用意していたら、 活性酸素を生み出す過程にも複雑な制御が必要に...

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