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道の横にある水田の畦で、やたらと紅葉した草が目立つ。


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おそらくタデ科のギシギシだろう。


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外葉の紅色が目立つ。


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内葉は葉の縁がほんのり紅色になりつつある。


タデ科の草と言えば、体内でシュウ酸という有機酸が多く合成され、(土壌に対する影響は知らんけど)シュウ酸は還元剤として働く。

Fe(Ⅲ)をFe(Ⅱ)のように。

タデ科の草の活躍


還元剤は対象となる物質に電子を与える行為になる為、葉にシュウ酸を溜め込むと電子が飛び交う機会が多くなるということだろうか?




紅色の葉と言えば、アントシアニンという色素を溜め込んでいることに由来し、アントシアニンは低温のストレス環境下等で光合成を抑制する為に働く。


光合成の抑制の主の目的の一つに、光合成時のこぼれ電子が体内で暴れることを防ぐことがある。

葉でアントシアニンを蓄積させる意味


他にシュウ酸を溜め込む植物としてカタバミがあるが、カタバミも寒空の下で葉の色を変えながら生存している。

寒空の下で盛り上がるカタバミたち


シュウ酸とアントシアニンってなんか関係あるのかな?


そんなことを、


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タデ科の草を見て思った。


タデ科の大きな葉がこれから寒くなってもギリギリのラインで攻める※為に紅色に染めて冬に突入しているのだろうか?

※攻めるは光合成のこと