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水田の細長くて丸い草

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水田に生える細長い丸い草は、おそらくホタルイ。イネより背丈が低く、競合している様子もないため、放置しても影響はなさそう。イネの生育が弱い場所に生える傾向があり、土壌の物理性を改善すれば発生を抑えられると考えられる。他の水田雑草についても調査したいが、観察している田んぼでは目立った雑草がなく、水田除草の知識が深まらないのが現状。

 

中干しなしの田の水が澄んでいる

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中干しなし、レンゲ後の稲作では、田の水が澄み、雑草が少ない。オタマジャクシが藻や若い草を食べることで除草効果が出ている可能性がある。オタマジャクシは成長後、昆虫を食べるようになるため、稲への影響は少ない。一方、中干しを行う慣行農法では、除草剤を使用する必要があり、コストと手間が増える。さらに、冬季の耕起は米の耐性を下げる可能性もある。中干しなしの田んぼは、オタマジャクシの働きで除草の手間が省け、環境にも優しく、結果としてコスト削減に繋がる可能性がある。

 

カエルの変態は中干し有りの田では間に合うのか?

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農環研ニュースNo.107(2015.7)は、水田で使用される農薬がアマガエルの幼生(オタマジャクシ)に与える影響を調査した。アマガエルはイネの害虫を捕食するため、農薬の影響評価は重要である。実験では、幼生の発育段階ごとに農薬への感受性を調べた結果、変態前の幼生は変態後の幼生や成体よりも農薬感受性が高いことがわかった。特に、初期幼生は農薬の影響を受けやすく、死亡率や発育阻害が顕著であった。一方、変態が近づくと農薬耐性が向上する傾向が見られた。この研究は、水田生態系における農薬の影響を理解し、適切な農薬使用を考える上で重要な知見を提供する。

 

土壌分析のECを丁寧に見てみる

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牛糞堆肥は土壌改良に有効だが、施用量や方法を誤ると弊害が生じる。未熟な牛糞堆肥はアンモニアガス害で植物を枯らし、土壌中の酸素を奪う。また、牛糞堆肥に含まれる窒素過多は硝酸態窒素の流出による地下水汚染、生育障害、軟弱徒長を引き起こす。さらに、過剰な塩類集積はEC値の上昇を招き、生育阻害や養分吸収阻害につながる。適切な施用量を守り、完熟堆肥を使用する、土壌分析に基づいた施肥設計を行うなどの対策が必要である。加えて、牛糞堆肥はリン酸、カリウムなどの養分過多にも繋がり、土壌バランスを崩す可能性もあるため、注意深い施用が求められる。

 

窒素肥料6割減の小麦の品種改良の話題から

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JIRCASが窒素肥料6割減でも多収小麦の品種改良に成功した。土壌中のアンモニア態窒素を硝酸態窒素に変える生物的硝化作用(BNI)を抑制することで、水質汚染や温室効果ガスである一酸化二窒素の排出を抑える。一方、牛糞の過剰施肥は土壌劣化を招き、植物の生育を阻害し、BNI促進や二酸化炭素固定量の減少につながる。SDGsの潮流で環境意識が高まる中、こうした窒素肥料施肥の悪影響に関する情報が増えれば、牛糞土壌使用のこだわり野菜の価値が下がる可能性がある。有機農業への転換など、早めの対策が必要だ。

 

SOY Shopのタグクラウドプラグインでカテゴリ分けの機能を追加しました

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SOY Shopのタグクラウドプラグインに、タグ候補のカテゴリ分け機能が追加されました。タグ数増加に伴うユーザビリティ向上のため、候補をカテゴリで絞り込めるようになりました。アップデート版パッケージはsaitodev.co/soycms/soyshop/からダウンロード可能です。以前公開されたタグクラウドプラグイン(記事ID:4008)の機能拡張となります。

 

秀品率の低い田では、イネの根元にイモムシがたくさん

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乾土効果は、冬季に土を乾燥させることで病害虫を抑制し、土壌構造を改善する伝統的な農法である。しかし、土壌生物全体への影響を考慮すると、その効果は限定的と言える。土壌乾燥は一部の病原菌や害虫の密度を低下させる可能性がある一方で、有益な微生物や土壌動物にも悪影響を及ぼす。結果として、土壌の生物多様性が低下し、病害虫に対する抵抗力が弱まる可能性もある。さらに、乾燥による土壌の物理性の変化は、必ずしも作物生育に有利に働くとは限らない。乾土効果を狙うよりも、土壌生物の多様性を維持・促進する土壌管理が、長期的には病害虫抑制と地力向上に繋がる。

 

中干ししていない田にはたくさんの生き物が集まるらしい

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中干ししていないレンゲ米の田んぼには、オタマジャクシや正体不明の小さな水生生物など、多様な生き物が観察された。中干しをした田んぼではオタマジャクシは少なかった。オタマジャクシは将来カエルになり、稲の害虫であるウンカを捕食するため、その存在は益虫として喜ばしい。生物多様性は、病気や害虫被害の抑制に繋がるため、多様な生物の確認は安心材料となる。中干し不要な田んぼは、炭素貯留効果が高く、農薬散布量も少ないため、SDGsの理念にも合致する。

 

稲作で窒素肥料の過多で冷害が増える

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カルシウム過剰は、土壌pHの上昇を通じて鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、銅などの微量要素の吸収阻害を引き起こし、様々な欠乏症を誘発する。特に鉄欠乏は植物の生育に著しい悪影響を与える。一方、カルシウム自体は細胞壁の形成や酵素活性など、植物の生理機能に不可欠な要素である。土壌中のカルシウム濃度だけでなく、他の要素とのバランス、土壌pH、植物の種類によって最適なカルシウム量は変化する。過剰なカルシウムは、他の必須栄養素の吸収を阻害し、結果的に「カルシウム過剰によるカルシウム欠乏」という現象を引き起こす可能性がある。

 

稲わらの腐熟の為に石灰窒素の施用という謎

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稲作では収穫後の稲わらの土壌還元が地力向上に重要だが、腐熟促進に石灰窒素を使う方法に疑問が提示されている。石灰窒素はシアナミドを含み、土壌微生物への影響が懸念される。稲わら分解の主役は酸性環境を好む糸状菌だが、石灰窒素は土壌をアルカリ化させる。また、シアナミドの分解で生成されるアンモニアが稲わらを軟化させ、速効性肥料成分が増加し、作物に悪影響を与える可能性も指摘されている。さらに、カルシウム過剰による弊害も懸念材料である。これらの点から、稲わら腐熟への石灰窒素施用は再考すべきと提言している。

 

稲作の冷害を緩和させるには土作りの続き

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レンゲの播種は稲刈り直後が最適。遅れるとレンゲの生育不良に繋がり、緑肥効果や雑草抑制効果が低下する。稲刈り後、圃場が乾かないうちに速やかに播種することで、レンゲは水分を確保し発芽が促進される。特に晩生品種の収穫後は、播種時期が遅くなりやすい為、素早い作業が重要となる。播種方法は、散播が一般的だが、湛水状態での散播は発芽率が低下するため、田を落水させてから行う。覆土は不要だが、鳥害対策として軽く土をかける場合もある。播種量は10aあたり4kgが目安。レンゲ栽培は、化学肥料の使用量削減、土壌改良、雑草抑制などの効果があり、持続可能な農業を目指す上で重要な役割を果たす。

 

稲作の冷害を緩和させるには土作り

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基肥リン酸の効用は、発根促進とされてきたが、必ずしもそうではない。リン酸は土壌中で不溶化しやすく、植物が吸収できる形態は限られる。土壌pHが低いと鉄やアルミニウムと結合し、高いとカルシウムと結合して不溶化するため、施肥しても利用効率は低い。リン酸が初期生育を促進するのは、土壌のリン酸が少ないため、施肥により一時的に増えることで、菌根菌の繁殖が抑制されるためである。菌根菌は植物と共生しリン酸供給を助けるが、その形成にはエネルギーが必要となる。リン酸が豊富な初期生育期は菌根菌形成を抑制することでエネルギーを節約し、成長を優先できる。つまり、リン酸施肥による発根促進効果の根拠は薄弱であり、菌根菌との共生関係を阻害する可能性もある。

 

PHP8でMacabを使い、任意の文字列の読み方を取得する

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PHP8でMeCabを使い、文字列の読み方を取得する方法について記述されています。PHP拡張のphp-mecabがPHP8では動作しないため、exec関数でMeCabコマンドを実行し、出力結果を解析することで読み方を取得しています。「初心者用シューズ」を例に、カタカナで「ショシンシャヨウシューズ」、ひらがなで「しょしんしゃようしゅーず」と出力するコードが紹介されています。Ubuntu 20.04、PHP 8.0.10環境で動作確認済みです。PHP8で動作するMeCabライブラリがあればより良いと述べています。

 

出穂した籾の表面が黒ずむ

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出穂した稲の籾の一部が黒ずんでいる現象が観察され、その原因を探っている。黒ずみは、8月中旬の長雨による冷害の影響と考えられる。周辺の田んぼでも同様の現象が見られるため、中干し不足の影響は低いと推測。冷害の種類として、定植初期の低温が影響する遅延型冷害、出穂後の低温が影響する障害型冷害、そして両者が混合した混合型冷害がある。黒ずんだ籾が膨らむかどうか、また黒ずみが遮光によるアントシアニンの蓄積によるものかなど、更なる調査が必要。追記として、長雨による穂いもちの可能性も示唆されている。

 

SOY Shopの商品名検索でオートコンプリートを追加しました

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SOY Shopの商品検索にオートコンプリート機能を追加するプラグインがリリースされました。商品ごとに読み方を登録することで、ひらがな・カタカナでの検索や、漢字・ひらがな・カタカナの部分一致検索が可能になります。 プラグインはJSライブラリを自動で読み込みますが、HTMLの記述によってはうまくいかない場合もあるため、その際は掲示板への連絡を推奨しています。最新版はサイト(https://saitodev.co/soycms/soyshop/)からダウンロード可能です。

 

煮出しした麦茶が泡立った

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麦茶を煮出し、冷やしたものを容器に注ぐと泡立つことがある。これはサポニンによる界面活性作用だけでなく、麦茶に含まれるアルキルピラジン類の化合物も影響している。カゴメの研究によると、この化合物は焙煎時のメイラード反応で生成され、血液流動性向上作用を持つ。つまり、麦茶の泡立ちと香ばしさは、健康 benefits に繋がる成分によるものと言える。メーカーによって泡立ち具合が違うのは、アルキルピラジン類の含有量が違うためと考えられる。

 

道端に生えていた草でロゼットのようでそうで無い草

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道端のアスファルトの隙間で、ロゼット状の草を見つけた。右側の草は明らかにロゼットだが、左側の草はロゼットかどうか判別が難しい。シダのような葉を持ち、カニクサのように葉柄がくるくると巻いてロゼット状の形を作っていた。これは、周囲に何もない場合にコンパクトにまとまりつつ、葉同士が重ならないように伸長する戦略だと考えられる。

 

リン溶解菌を増やした時に溶脱するアルミニウムイオンを気にするべきか?

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土壌の過剰な養分は、緑肥を栽培することで吸収させ、土壌環境の改善に役立てることができます。緑肥は、過剰な窒素やカリウムなどを吸収し、土壌中の養分バランスを整えます。また、緑肥を土壌にすき込むことで、有機物が供給され、土壌の物理性や生物活性が向上します。これにより、土壌の保水力や排水性が改善され、植物の生育に適した環境が作られます。さらに、緑肥は雑草の抑制にも効果があり、除草剤の使用量を減らすことにも繋がります。このように、緑肥は土壌の養分管理、土壌改良、雑草抑制に効果的な方法です。

 

小さなドングリが実る箇所

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シラカシの小さなドングリは枝の先端にできつつある。一方、以前観察したアベマキの大きなドングリは枝の途中についていた。シラカシのドングリは受粉後一年以内に、アベマキは翌年に形成される。この違いから、アベマキではドングリ形成中に枝が伸長し、結果的に枝の途中にドングリがつくのではないかと推測される。来年の開花時期には雌花の位置を詳しく観察する予定。

 

木炭の施用と合わせて何の緑肥のタネを蒔けばいい?

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サツマイモ基腐病対策として、土壌消毒ではなく木炭施用と緑肥栽培が有効です。黒ボク土壌ではリン酸過剰が病原菌繁殖の原因となるため、緑肥でリン酸吸収を促進し土壌から持ち出す必要があります。ソルガムやヒマワリはリン酸吸収に優れる緑肥ですが、背丈が高いためサツマイモとの混植は困難です。代替として、エンバクや背丈の低いマルチムギが考えられます。緑肥栽培中は土壌消毒を避け、リン酸吸収と土壌改良を優先することで、病原菌の抑制とサツマイモの耐性強化を目指します。

 

菌根菌は木炭の施用で活性化する

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トマト栽培の最大の課題である青枯病は、病原菌ラルストニアが植物の維管束に侵入し、水分の通導を阻害することで萎凋を引き起こす細菌病である。有効な農薬が少なく、連作障害の一因にもなるため、対策は困難とされている。土壌消毒は一時的な効果しかなく、耐性菌出現のリスクも伴う。接ぎ木は有効だが、コストと手間がかかる。生物農薬や土壌改良による抵抗性向上、土壌水分管理、輪作などが対策として挙げられるが、決定打はない。青枯病対策は、個々の圃場の状況に合わせた総合的なアプローチが必要とされる複雑な課題である。

 

サツマイモの大産地で基腐病が蔓延しているらしい

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サツマイモ基腐病が産地で蔓延し、収入減を引き起こしている。病原菌 *Plenodomus destruens* による基腐病は、牛糞堆肥の使用と連作が原因と考えられる。牛糞堆肥は土壌の糸状菌バランスを崩し、基腐病菌の増殖を助長する可能性が高い。また、連作も発病を促進する。解決策は、牛糞堆肥を植物性堆肥に変え、緑肥を導入して連作障害を回避すること。しかし、緑肥は時間を要するため、肥料による対策も必要。農薬は、既に耐性菌が発生している可能性が高いため、効果は期待できない。天敵であるトリコデルマやトビムシの活用も、牛糞堆肥の使用を中止しなければ効果は薄い。

 

大きなドングリが実る箇所

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アベマキと思われる木のドングリの付き方について考察している。ドングリは枝の先端ではなく、少し下の部分にしか見られない。4月に撮影した開花時の写真では、枝全体に花が付いていたため、ドングリの少なさが疑問となっている。考えられる原因として、マテバシイのように雌花の開花に無駄が多い、雌花自体の開花量が少ない、もしくは受粉後に枝が伸長したため、昨年の雌花の位置と今年のドングリの位置がずれている、などが挙げられている。結論を出すには、来年の開花時期に雌花の位置を確認する必要がある。木の成長は観察に時間がかかるため、勉強が大変だと締めくくっている。

 

ノアズキの蕊はハナバチの頭の裏側にそっと回り込む

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レンゲの栽培で重要なのは、開花時期の調整と種子生産量の確保です。開花時期は、圃場の土壌環境や播種時期によって異なり、過湿や酸性土壌では生育不良に陥りやすいです。また、開花が早すぎると収穫物への混入、遅すぎると種子生産が不十分になるため、適切な播種時期の選定が重要となります。さらに、レンゲは他家受粉のため、ミツバチなどの送粉昆虫の活動が不可欠です。開花期間中の天候や周辺環境にも注意し、昆虫の活動を促進することで、十分な種子生産と緑肥効果を期待できます。


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