アジサイの花弁の色を理解する為にフラボノイドを見るの記事で、アジサイの花弁の色を理解するためにフラボノイドの合成の途中まで見た。

今回は前回の黄色い色素のフラバノンの続きで、今回も前回同様、羊土社 基礎から学ぶ植物代謝生化学の53ページを参考にして話を進める。


GFDL, リンクを改変


フラバノンからいくつかの反応を経ると、


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アントシアニジンの一種であるペラルゴニジンとなる。

ここでアントシアニジンに触れておくと、中央にプラスの電荷を持もち、一般に酸性溶液中で安定である。

ペラルゴニジン - Wikipedia


前回見たアジサイのアントシアニジンであるデルフィニジンと見比べてみると、


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右の環(B環と呼ばれる)の箇所の水酸基(-OH)の数が異なっている。

前回も触れた通り、B環にヒドロキシ基(水酸基、-OH)やメトキシ基(-OCH3)が付与されることで青色へと変化していく。


ちなみにペラルゴニジンは橙色で、


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ペオニジン、

ペオニジン - Wikipedia


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シアニジン、

シアニジン - Wikipedia


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ペツニジンとB環に水酸基等が付与される程、青味が増す傾向がある。


が、



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ここまでの説明ではB環に水酸基をたくさん持つデルフィニジンのアジサイで赤い花弁が現れる理由はわからない。

赤のアジサイがシアニジンで青のアジサイがデルフィニジンというように色素が異なるわけではなく、アントシアニジンが持つある特徴が色の違いを生み出すらしいが、今回の記事では一旦ここまでにしておこう。


-続く-