前回のコケとは何だろう?でコケを学んでいる旨を記載した。
運良く、現在住んでいるところは、原生林や人工的な森が近くに充実しているため、早速、近所の森に突入してみた。
小川にある石にて、表面をコケが覆い、その上に草が生えているという時々ネタにするような状況に遭遇した。
石を覆ったコケは草にとっての土になるのね。
というのは今までの自分の感想だけれども、この写真の右側の草を見て欲しい。
この草だ。
この草の根元をよく見てみると、
これは草の根がコケの群生の中で伸長したと思いきや、あるところでコケの群生の上に出てしまったけれども、再び根がコケの群生の中に入ろうとしているように見える。
植物の根はコケから養分を頂くことができるということか?
いや待てよ。
コケの根は仮根といって、養分吸収能を持たず、植物体(実際には配偶体)を支えるだけの役割だったはず。
ということは、仮根から有機酸の分泌もおそらく無いだろうと考えられるわけで、コケの(仮)根は岩を溶かさない。
でも、
おそらくこの草の根は有機酸の分泌があるだろうから、岩肌に接触すれば岩を溶かすことが出来るかもしれない。
岩石の風化とは、コケとその上に生えた草たちによって行われるのでは?
なんてことを、
この一角を見て思った。
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