サンショウの味は辛味があるが、トウガラシのカプサイシンとは違って痺れが強いように感じる。
吉田宗弘著 日本特産䛾香辛料である山椒 - 関西大学化学生命工学部食品化学・栄養化学(旧食品工学)研究室によると、
※吉田宗弘著 日本特産䛾香辛料である山椒 - 関西大学化学生命工学部食品化学・栄養化学(旧食品工学)研究室 2ページ 図2山椒の辛味・香気成分と唐辛子の辛味成分より一部抜粋
サンショオールという成分が関与している。
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ここでトウガラシのカプサイシンの構造を持ち出してみる。
カプサイシンの左側に六角形の箇所があるけれども、これをバニリル基と呼び、バニリル基を持つ化合物をバニロイドと呼び、人の舌に結合すると痛み(辛味)を感じるそうだ。
改めて、サンショウのサンショオールを見ると、バニリル基が無いため、カプサイシン程痛み(辛味)を感じることはなく、トウガラシとは違った辛味の感覚になるそうだ。
サンショオールは辛味とは違った痺れのような感覚があるため、舌の他の受容体に作用していることは間違いなさそうだ。
ところで、痺れというのは体内ではどのような反応なのだろうか?
それが気になった。