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木炭の施用と合わせて何の緑肥のタネを蒔けばいい?の記事で、リン酸アルミニウムからリン酸を切り離すリン溶解菌の話題に触れた。

緑肥のソルガムやヒマワリを育てると、リン溶解菌が増殖しやすい傾向があるらしい。


この話でふと頭に浮かんだこととして、リン酸アルミニウムからリン酸を溶脱させると、アルミニウムイオンも出来、それが根に障害を与えるのではないか?と。


この疑問に対して、以前、鉄の吸収とアルミニウムの無毒化という記事を投稿したことを思い出した。

ソルガムの根では土壌粒子から溶脱したアルミニウムイオンの毒性をクエン酸で鉄をローディングする仕組みを活用して無毒化する。


緑肥によるリン酸の回収を行う際に、事前に発根促進を意識しておけば、リン酸回収時のアルミニウムイオンの溶脱は意識しなくても良さそうだ。

無毒化したアルミニウムイオンに対して、クエン酸から腐植酸に被覆が置き換わる仕組みがあれば、土は形成されるのだろうけれども、それはおそらく自然に発生するだろうと期待している。

メイラード反応から土の形成を考える


なんだかんだで様々な問題を緑肥に任せていたら、緑肥の方が都合よく様々な事を解決してくれるような気がする。

土壌の余剰な養分は緑肥に吸わせろ