緑肥の話をしていたら、下記のような話題が挙がった。
例えば、
土壌分析である値が極端に高かったとする。
その分析結果に対して
一作分、緑肥をかまして、緑肥に余剰分の養分を吸わせて、その緑肥をすき込んだら、結果吸わせた養分がそのまま土に入ってしまって、ほぼ結果は変わらないのではないか?と。
しかし、予想に反して、土のコンディションは緑肥をかますことで確実に良くなっていく。
ということは、余剰分を緑肥に吸わせて、その緑肥をすき込むと、余剰分は土に還っていないことになる。
この現象は何故起こるのか?
それをこれから思考してみようと思う。
はじめに慣行有機問わず溜まりやすい成分は、有機石灰由来のカルシウムと植物性有機物や家畜糞に含まれているリン酸だろう。
更に慣行で顕著に溜まりやすいのが、硝酸態窒素と硫酸塩あたりになる。
まとめると、
・カルシウム(おそらく炭酸石灰)
・リン酸(リン酸石灰と有機態リン酸)
・硝酸態窒素
・硫酸塩
程々の文量になったので、次回から一番定番である硝酸態窒素の余剰から考えてみることにする。
- 続く -
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