高槻の清水地区のレンゲ米の水田の田起こしの記事で、レンゲ米をされている方の田を見た。
この田はいつも通っている道にあるので、通る度に経過を見ている。
先日、この田で入水して田植えをしていたので、水の濁り具合やプランクトンの増殖具合を見ていた。
周辺には田がいくつもあるので、大きく目立っていた違いが、おそらく動物性プランクトンだろうけれども、茶色いもやが一気に広がったことと
その後の浮草の発生で、浮草の上にハエが集まっていた。
浮草の発生は所々の田で発生しているけれども、ハエが集まっているのが目立っていたのは今のところレンゲを鋤き込んだこの田だけだ。
※数匹の箇所はちらほらあった。
このハエは何しに来ているのだろう?と考えてみた所、ショウジョウバエのことが頭に浮かんだ。
ショウジョウバエといえば、有機物が発酵した際に発生するアルコールに惹き付けられる習性があるので、この田でも酵母あたりが活発になってアルコールが発生しているのでは?
帰宅後に水田とハエで調べてみたら、ミズアブとヤチバエが今回の条件に該当していた。
ミズアブであれば、成虫は無害で幼虫が水田の有機物を食べている事になり、ヤチバエはどうやら稲作に対して益虫らしい。
写真を見る限り、今回撮影したハエ?は前者のミズアブの方だろう。
ミズアブであれば、鋤き込んだレンゲを狙っているはずで、分解しきれなかった有機物を処理しているので、ミズアブの幼虫が稲作の肥料になるのだろうな。
追記
他の水田で見かけるカブトエビはもちろんこの田にもいた。
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