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前回の実体顕微鏡で土と混ぜたベントナイトを見るの記事までで庭の土に生ゴミを混ぜて、生ゴミの上に2:1型粘土鉱物であるベントナイトをふりかけ、しばらくしてから土を採取して実体顕微鏡で見たのが上の写真になる。

緑泥石という名の粘土鉱物


話は少しさかのぼって、


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科学の発展の中心にはショウジョウバエの記事で生ゴミを埋めたところにショウジョウバエが集まっていたという内容を紹介した。

このショウジョウバエだけれども、餌は熟した果物類や樹液およびそこに生育する天然の酵母であるらしい。この特徴故、ショウジョウバエはアルコールに寄ってくる。

興味深いことに糞便や腐敗動物質には寄ってこないらしい。


この特徴を見て一つ思い出したことがある。


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古賀邦正著 最新ウイスキーの科学 熟成の香味を生む驚きのプロセス - ブルーバックス - 講談社を読んでいた時に麦芽を酵母によって発酵された時に生成されるものとしてラウリン酸があるという記載があった。

大麦麦芽とは何か?


ラウリン酸といえば、菌根菌の培養が思い浮かぶ。

椰子の実の脂肪酸と菌根菌


菌根菌といえば植物が昆虫の食害への耐性に関与している。

殺菌剤を使用すると虫による食害被害が増加する


ショウジョウバエが集まる土というのは、もしかしたら秀品率の高い土へ遷移している土なのかもしれないとうっすらと思った。

ショウジョウバエは暖かい地域の昆虫が寒さの耐性を得て温帯である日本に来た。

冬眠はしないらしいので、ショウジョウバエがいる土は暖かい土ということでもあるわけで、暖かさは周辺の様々な草の根に対して良い影響がある。