乳酸菌の活性に迫るで乳酸菌はγ-アミノ酪酸を合成するということを記載した。
このγ-アミノ酪酸は人体でも合成されており、神経の抑制系の反応で使用していることがわかっている。
他に何かないか?ということで、
再び乳酸菌で論文検索してみたところ、下記の論文が引っかかった。
乳酸菌の生理機能とその要因 日本調理科学会誌 Vol. 46,No. 2,129~133(2013)
この論文には乳酸菌の一般的な構造が記載されている他、
プロバイオティクスの仕組み等も記載されており、
一般的な乳酸菌が合成する物質も記載されていた。
(乳酸菌の生理機能とその要因 日本調理科学会誌 Vol. 46,No. 2 P131より引用)
乳酸菌やγ-アミノ酪酸の他に脂質代謝の改善に効果があるとされる共役リノール酸や各種ビタミンがある。
各種ビタミンについては、
Bifidobacterium属はビタミン B1,B2,B6,B12,葉酸,ニコチン酸,ビオチンなどのビタミン類を,
Lactococcus lactisやEnterococcus faecalis等はビタミンKを合成する。
という記載がある。
糠漬けの乳酸菌はどちらかわからないけど、
糠漬け内では何かしらのビタミンが増えるという解釈で間違いなさそうだ。