先日から植物とアミノ酸について調べているんだけど、アミノ酸と言えばちょくちょく名前が出てくるグルタチオン。
グルタチオンとは、グルタミン酸、システイン、グリシンが、この順番でペプチド結合したトリペプチドである。
※グリシンは側鎖が-Hの非極性側鎖アミノ酸
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つながり方がちょっと特殊みたいなので、単純なペプチド結合とはいえないけれども、今までどこかで目にしたアミノ酸の名前が挙がっている。
とりあえず、新たな名前が出てきた時がググってみろ(Google検索してみろ)というのが定石なので、グルタチオンで検索してみたら、国立研究開発法人 科学技術振興機構のページで植物の光合成を増強する「グルタチオン」というニュース記事が引っかかった。
ニュース記事の内容を要約すると、植物は光合成の際に活性酸素を副産物で出し、今まではそれが毒だと解釈されていたけれども、活性酸素とグルタチオンの抗酸化作用が組み合わさることで光合成の活性化につながり生育も良くなる。
更に、グルタチオンを与えた植物は体内での光合成産物の移動量も増えた。
この先はニュースの元となった論文を読んでみなければわからないけれども、とりあえずアミノ酸の働きについてのざっくりとした知見は増えた。
グルタチオンが植物体内でどのような経路で生合成されるのか?
取り急ぎ、そちらの方を把握しておきたいところ。
読み物
植物の光合成能力を増強する「グルタチオン」 JSTニュース2014年8月号
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