3月も後半になり、
街路樹の木蓮(モクレン)が花を咲かせているところを頻繁に見かける。
モクレンと記載したけれども、
実際は白木蓮(ハクモクレン)やハクレンと呼ばれているらしいけれども、
それはそれで置いといて…
昨年の今頃までの自分であれば、
まだまだ寒い時期に大きくて目立つ花を咲かせるな
という風にしか感じなかったけれども、
昨年のある出来事以降、印象ががらっと変わった。
印象が変わった出来事というのが、
福井の恐竜博物館に行って、
FPDM: 博物館の出版物「恐竜のくらした森 ―恐竜は花を見たか?」
被子植物の進化の展示を見たことだ。
本の表紙を見て分かる通り、
恐竜がおそらくモクレンであろう花を見ている。
モクレンは被子植物の木本の初期に現れたのではないか?
と考えられているらしい。
なんて視点で見ると、
モクレンの花がとてつもなく神々しく見えてくる。
恐竜はこの花を見て美しいと感じたのだろうか?
そんなことをふと思った。