林縁(写真の反対側は渓谷)にて、
渓谷に関して→摂津峡のホルンフェルス
写真の矢印のように湾曲したアザミを見た。
冒頭の写真の周辺にはアザミが数株あったのだけれども、どれも同じ方向(写真背面の川)を向いていた。
どうやら頂点の重みで湾曲してしまうようだ。
湾曲の向きは光屈性の影響を受けているのだろう。
光屈性であれば、冒頭の写真の奥は暗い森で、写真手前の方が常に明るくなるので、すべての株が川側に曲がる事に関しては違和感はない。
これが俗に言うエッジ効果なのだろう。
被写体が遠くて撮影できなかったのだけれども、
株が横になって、花の大半も横になったアザミに対して、
上の写真のようなスズメガが訪れていたことが興味深い。
スズメガがどれ程の花の構造に対応しているか?はわからないけれども、アザミの花の構造上、
株全体が傾いた事によって、スズメガが得意な形になり、スズメガが頻繁に訪れるようになったとすると、アザミの頂点を重くすることによって湾曲させるというのは、進化で獲得した生存戦略のように見えてくる。
アザミの花の構造上、スズメガの訪問に価値があるのか?は不明だけれども。