無酸素性運動のエネルギー供給機構についての記事で無酸素性運動のエネルギー供給機構を見た。
生物学に何年も触れてきたが、無酸素性運動といえば乳酸性エネルギー供給機構しか見たことがなかった。
今回は非乳酸性エネルギー供給機構で重要な
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クレアチンについて触れてみる。
クレアチンの生合成は
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アミノ酸のグリシンと
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荷電極性側鎖を持つアミノ酸のアルギニンから合成される。
クレアチンの合成は腎臓において
アルギニン + グリシン → グアニジノ酢酸 + オルニチン
の反応があり、生成されたグアニジノ酢酸は肝臓で、
グアニジノ酢酸 + S-アデノシルメチオニン → クレアチン + S-アデノシル-L-ホモシステイン
の反応によって生成される。
生成されたクレアチンは休息時に筋肉組織でATPを用いて、
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クレアチンリン酸が合成され、筋肉組織に貯蔵される。
※ATPは生物が利用するエネルギーを貯蔵するもの
このクレアチンリン酸が無酸素性運動の比較的早い段階で運動のエネルギーとして用いられることになる。
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