牛糞を最初に発酵させる真菌は何だ?の記事で牛糞の最初の発酵に関する真菌は何だ?という題材で話を進めたが、具体的な真菌名を挙げずに終了した。
この内容について検索をしてみたが、具体的な内容は見つからず。
ただ、ヒントになりそうな話題があったので、そこから考えていくことにする。
堆肥ができるまで|深掘!土づくり考|土づくりのススメ|営農情報 営農PLUS|農業|ヤンマーのページで家畜糞のみの話題ではないが、堆肥の発酵のプロセスが記載されていて、牛糞の割合が高いと仮定して話を進める事にする。
堆肥の製造は下記の4つのプロセスにより進行する。
・糖分解菌
・ペクチン分解菌
・セルロース分解菌
・リグニン分解菌
始めの糖分解菌のステージでは、炭水化物やタンパクが、糸状菌(真菌)や好気性細菌によって分解されると記載されていた。
具体的な真菌名が記載されていなかったので、生成AIのGeminiに聞いてみたところ、アスペルギルス属 (Aspergillus)、ペニシリウム属 (Penicillium)、ムコール属 (Mucor) 等の名前が挙がった。
アスペルギルス属というのはコウジカビが含まれる属を指す。
これらの菌がペクチンの分解まで関与して、これらの有機物の分解の際に熱が発生する。
50℃を超えた当たりから真菌の活性は落ち、好気性の細菌が活性する。
糖分解とペクチン分解のステージは未熟有機物の段階だとされ、堆肥としての利用はすべきではなく、
温度が下がるまで待つ。
この温度が下がるまでのステージがセルロース分解のステージに該当し、温度が下がりきったらリグニン分解のステージに入る。
リグニンの分解のステージに入ったら、再び真菌が活性化し、活性化する真菌はおそらく白色腐朽菌だろう。
ただ、牛糞の量が多い場合、無機窒素の含有量が多い為、そう上手く白色腐朽菌は動いてくれない可能性がある。
では、この時に最も活発に動く真菌は一体何なのだろう?
環境保全型栽培を謳うならば、家畜糞による土作りを止めることから始めるべきだ