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磁石にくっつかない脱酸素剤1の記事で非鉄系自力反応型の有機系脱酸素剤について触れた。

有機系脱酸素剤についていくつか化合物の名称を挙げたが、それらに共通点があるので、今回はそれについて触れておく。


有機系脱酸素剤で挙がっている化合物の一つに、


Gallic_acid


没食子酸(もっしょくしさん or ぼっしょくしさん)があった。

没食子インクの原料の没食子酸


他の有機系脱酸素剤として、


BHA2


ブチルヒドロキシアニソール(Butylated hydroxyanisole、BHAと略す)があった。

見ての通り、これもベンゼン環(六角形の箇所)を持つ芳香族の化合物だ。


他に挙がっていた有機系脱酸素剤も芳香族の化合物で、ベンゼン環に重要な役割があるのだろう。


ベンゼン環は腐植の話題でも重要になるので、丁寧に見ておく必要があると脱酸素剤の話題から改めて感じた。