前回の続・栽培と畜産の未来のためにの続きで、家畜糞 + 木質系の有機物 + イネ科緑肥で本来償却されるべき資源を有効活用することで、焼却処分する有機物の量を減らしつつ、生産性を高めるような流れが出来たら良いなと記載した。
この話、大事なことを忘れている。
それは、緑肥を栽培するような土壌は、連作等や施肥設計で無茶をした土壌であることが多いため、カリ不足になっていることが多い。
カリ不足なら家畜糞にふんだんに含まれているからなんとかなるけれども、問題は鉱物由来の微量要素の量になる。
カリ不足はカリが不足していることはもちろんのこと、カリ自体が鉱物から溶脱する要素である為、カリ以外の要素を溶脱する鉱物が亡くなっていることが多々ある。
となると何が起こるか?
光合成にとって超大事な微量要素であったり、株を強靭にするための微量要素がない可能性がある。
結果として緑肥の効果が存分に発揮できなくなることに繋がるので、土壌の酷使による微量要素の欠乏も視野に入れておきたい。
となると、川底の清掃の際に出てきた川砂等も意識しておいた方が良いのかな?と