複葉、原基、脇芽の話までを書いたので、これで栽培で使う様々な仕立ての話ができる様になった。
そう!
発生規則を理解すると、仕立ての理解が一気に進み、今まで感覚で伝えていたものが、口頭で伝えられる様になるというわけで、紙ベースによる業の伝達でもある程度以上伝わる様になるわけだ。
というわけで、挿し木でも見てみようかと。
茎には原基というものがあって、原基からは葉、根、枝(脇芽:別個体として扱える)のどれかが発生する。
枝が派生しやすいとか根が発生しやすいという特性は種によって異なる。
ナスは枝のみが発生しやすいけど、トマトはどちらも発生しやすいとか
挿し木というのは、脇芽を伸ばして、一本の枝にして、その枝をちぎって土に挿す業でソメイヨシノを増やすときに利用しているんだけど、
脇芽というのが、
これで、茎と葉柄の間から葉と茎を持った枝(茎のような部位と原基を持つ器官をシュートと呼ぶ)みたいなものが発生している。
このシュートは別個体の様な扱いをすることができる。
この話の具体例は次回にしよう。
このシュートをある程度伸ばしたらちぎって土に埋めると、
原基から根が生えるという特性により、土に挿したシュートから根(不定根と呼ぶ)が発生する。
これは個人的なイメージだけど、側根と同じような強さを持つと考えている。
今回の様な知識をよく使う作物といえば、
なんと言ってもサツマイモだろう。
理由は省くけど