煉瓦敷きの道で、
煉瓦の隙間を埋め尽くすように苔が生えているのを良く見かける。
この苔だけれども、
隙間から取り除かずに放っておくと、
こんな感じでこんもりとなっていくけれども、
このこんもりさを実現するためには、
隙間に土が堆積しなければならない。
土の堆積といえば腐植。
腐植といえば蓄積するための鉱物質が必要。
ふと思ったんだけど、
苔は自然にこんもりしていくけれども、
それはつまるところ、
煉瓦の隙間に苔由来の土が堆積して、
苔自体は日に日に煉瓦から離れていくことにつながる。
この場合、
隙間に堆積したものはほぼ苔由来の有機物になるわけで、
実際のところどうだろう?
と隙間から苔の群衆を剥がしてひっくり返してみた。
すると、
写真の箇所はひっくり返した面になるので、
今まで煉瓦と接してたわけだけれども、
ガラス質のキラキラしたものが結構付着しているのね。
話はいきなり飛躍するけれども、
苔は煉瓦からケイ酸質のものを吸収していたりするのかな?
煉瓦は人工物のように見せかけて、
粘土を焼いたものだからな。
苔にとっての養分はあるだろう。