記事タイトルでIdeapad 720SにUbuntuを入れてWi-Fiを使用すると記載したけれども、

先に結論を書くと、現時点(2018年3月29日)では内蔵Wi-Fiアダプタは使用出来なかった。


使用出来なかったという判断を行うまでの過程をメモとして残す。


先に前回記載した内容をまとめておくと、

Lenovo Ideapad 720S プラチナ

CPU : AMD Ryzen 5 2500U APU ( 2.00GHz 2MB )

OS : Windows 10 Home 64bit

メモリ : 8.0GB PC4-17000 DDR4 (オンボード) 2133MHz

グラフィック : APU内蔵グラフィックス

という構成のマシンに対して、β版のUbuntu 18.04をインストールした。

Ryzen搭載のノートパソコンにUbuntuのインストールで苦戦した


β版をインストールした理由は、

AMD Ryzen 5 2500U APUが利用できるのは、Linuxカーネル 4.15で動いているUbuntuでなければならず、

安定版で該当する要件のものがなかったため。

カテゴリ - Ubuntu


今回の話を始める前に、

内蔵Wi-Fiアダプタとドライバについて触れておく。



内蔵されているので、実態を見ることができないけれども、

パソコンの中にはWi-Fiを使用(受送信)するための部品が入っている。


この部品はパソコンに電源を入れた時、単独で動き出すことが出来る。

単独で動くというのは、ただ単純に受送信は常に行うことができるけれども、

パソコン自体がアダプタを認識して、使用するように動かないとパソコンがWi-Fiを使用することが出来ない

ということになる。


つまるところ、

Wi-Fiアダプタは動いているけれども、パソコンの操作ではWi-Fiが使用できない

という状態ということ。


パソコンがWi-Fiアダプタを使用できるようにするためには、

Wi-Fiアダプタに対応したドライバをインストールしなければならない


よくプリンタ等の機械を購入した時にCDやインターネットからインストールしなければならないアレだ。


ドライバの必要性を記載した上で今回の話に入ることにしよう。




Ubuntu18.04β版のインストール後にログインしてみたところ、

Wi-Fiを受信することができなかった。


設定を開き、Wi-Fiの項目を開いてみると、



Wi-Fiアダプターが見つかりませんと表示されていた。

Wi-Fiアダプタが見つからない状態は動作しているアダプタがないか、ドライバがないか?のどちらかなので

最初に内蔵Wi-Fiアダプタが動作しているか調べてみる。


端末を開き、下記のコマンドを実行する。

sudo lshw -class network

内蔵Wi-Fiアダプタがあれば、*-networkの横に名前が表示される。

今回調べた際の結果は下記の通り

sudo lshw -class network
  *-network UNCLAIMED       
       詳細: Network controller
       製品: Realtek Semiconductor Co., Ltd.
       ベンダー: Realtek Semiconductor Co., Ltd.
       物理ID: 0
       バス情報: pci@0000:01:00.0
       バージョン: 00
       幅: 64 bits
       クロック: 33MHz
       性能: pm msi pciexpress cap_list
       設定: latency=0
       リソース: IOポート:3000(サイズ=256) メモリー:f0700000-f070ffff

現在動作しているアダプタはRealtek社のものであることがわかった。


ちなみにWi-Fiアダプタが物理的に動いていない状態で上記のコマンドを実行すると下記の表示になった。

 *-network
       詳細: イーサネット interface
       物理ID: 1
       論理名: enp2s0f3u3
       シリアル: 4e:63:53:e2:8c:5d
       性能: __________________ physical
       設定: broadcast=yes driver=cdc_ether driverversion=22-Aug-2005 firmware=ZTE CDC Ethernet Device ip=192.168.128.231 link=yes multicast=yes

アダプタが物理的に動作していない場合は、

パソコンを一旦シャットダウンして、再び起動する際、F2連打でBIOSを開き、



ConfigurationにあるWireless LANの項目をEnabledにすればいい。




とりあえず、内蔵Wi-Fiアダプタが動作していることはわかったので、

Wi-Fiが使用できない原因はドライバがないことに因るものということがわかった。


次に内蔵しているアダプタに対応するドライバを探してみる。

archLinuxのページを開き、自身が使用しているマシンのアーキテクチャを調べてみる。

Lenovo IdeaPad 720s (Ryzen) - ArchWiki


Wirelessの項目を確認してみると、

The rtl8821ce wireless driver was required in order for wireless to work properly.

と記載されていた。


RealTek社製品でrtl8821ceというドライバでー有ることがわかったので、

Gitで公開されている手動でインストールするドライバのリポジトリを確認してみる。

RTL8821CE - Realtek

lwfinger/rtlwifi_new: A repo for the newest Realtek rtlwifi codes.


残念なことにrtl8821ceというドライバはなかった。


rtl8821ceで再度検索してみたところ、下記のリポジトリに行き着いた。

linux/drivers/net/wireless/rtl8821ce at master · endlessm/linux


Linuxのドライバのリポジトリだろうか?

使用方法が記載されていないので、Ubuntuの今後のバージョンアップを待てということだろう。


ちなみに

Lenovo Ideapad 720Sには有線LANの差込口がないため、

内蔵Wi-Fiが使用できないということはネットを利用することができない

ということになる。


(画像:305ZT お申し込み | Y!mobile オンラインストアより)


現在使用しているPocketWifiは素敵なことに、

USBでパソコンとPocketWifiを接続すると有線接続として扱われる。


この機能によって、内蔵Wi-Fiアダプタが動作しなくてもネットは使用できる。