先日訪れた長野県の栄村は収穫できる米が美味しいだけでなく、
苗場山麓ジオパークとして登録されている地域でもある。
※苗場山麓ジオパークは新潟の津南から長野の栄村までの地域一帯を指す
ジオパークといえば、地球のことが学べる地形を保存しつつ公開しようという取り組みで、
今まで訪れた中では、
兵庫の玄武洞、鳥取砂丘や浦富海岸(どちらも山陰海岸ジオパークになる)がある。
せっかく栄村に来たので、
時間がほぼないところ、ジオパークに登録されているところに行ってきた。
千曲(ちくま)川の小滝四ツ廻りの運河跡
時間の都合上、ここまでしか行けなかった。
名前が示す通り、この場所は運河として利用されていたとのことで、
河川敷に降りれば、運河として利用されていた時の跡がいくつもあるらしい。
跡の写真は撮影できなかったので、詳しくは下記のページをご覧ください。
運河にするために岩に穴をいくつも空けたらしいけれども、
その岩が非常に固く、綺麗に穴を空けるのは大変だったらしい。
運河は凝灰円礫岩層が掘り窪められている。
遠くからしか見えていないけれども、この地域の石が特別柔らかそうということはなく、
綺麗な穴を空けるのは大変困難であったことがうかがえる。
栄村は山だけでなく、川も巧みに利用する文化があったという事を体感できた。