前回の記事で、鹿児島の南九州市でこれぞ黒ボク土というぐらい黒い土と出会った。
諸々の畑を回っている時に、
土壌改良がうまくいかなかったのか?
土が締まって、少し掘るとぬかってすぐにこねてしまう土が出てくる畑があった。
ここの畑で、
やたらと白い石を見かけた。
この石はぬかるんでいる土の改良として投入した改良材らしいけど、
これをよくよく見てみると、
白い石でありながら表面が発泡している。
白であるんだけど、
ところどころ無色鉱物の反射らしきもので、
表面がキラキラしている箇所が見られる。
ここは九州の姶良、桜島よりも南西に位置する地域。
土壌改良材として大量に手に入る資材。
もしかして、これはシラス台地にある溶結凝灰岩?
シラスの凝灰岩であれば、
二酸化ケイ素含有量が多いので、おそらくだけど土に物理的に空気の層は増えるはず。
表面が発泡していて多孔質なので、
一般的な話として孔に微生物が集まり、
周辺の有機物の分解を促進するという考え方がある。
この資材は、
物理性を高めつつ、土壌に溜まった汚泥を分解することを狙っているのだろうなと。