前回のキノコは種類によって栄養価が異なるのか?の記事で、市場には様々な種類の食用キノコがあるけれども、これらのキノコの栄養価はどれ程異なるのだろう?という事が気になった調べてみた。
最初の取っ掛かりとして、抗酸化作用の資料を見つけて、エノキダケやシイタケ等が抗酸化作用が高い事を知った。
ここで次に気になったのが、抗酸化作用が低いとされるキノコの他の成分を調べれば、冒頭の目的であるキノコ毎の栄養価の違いの理解に近づくことが出来るのでは?と思い、
抗酸化作用が一番下ではないけれども、比較的低いブナシメジを見ることにした。
このキノコが目に付いた理由は、名前にブナが付いている事でそれ以上の意味はない。
ブナシメジはシメジ科のキノコで、ブナという名前が付くだけあって、「秋にブナをはじめとするトチノキ、シナノキ、カエデ等広葉樹の朽木、倒木および伐根に群生する」らしい。
※ブナシメジ#特徴 - Wikipediaより抜粋
朽木、倒木に群生するという記載されていることから、木材腐朽菌であることがわかる。
※木材腐朽菌には白色と褐色があるけれども、現時点で記載されている資料を見つけていないので把握していない
このブナシメジの栄養価を調べてみる。
(企業のサイトは販促目的を兼ねているからあまり参照したくないけれども、)世界の健康食”きのこ” | ホクト株式会社というページに記載があった。
ブナシメジで量が多い項目は生シイタケ(生どんこと記載されている)と競っているものが多いが、概ね、カリウム、オルニチンとGABAが多いようだ。
ただ、今回のサイトのグラフは前回挙げたエノキダケとの比較がないので、エノキダケの結果が欲しい。
どちらにしろ、解毒に関与するオルニチンと免疫の向上に関与するGABAが豊富に含まれているので、ブナシメジも風邪の予防としての価値は高そうだ。
補足
ブナシメジは抗酸化作用がないわけではなく、他のキノコよりも低いだけで、キノコ以外の食材と比較すると抗酸化作用は高いはず。