大豆肉の普及には稲作の活用が重要であるはずだの記事までで大豆肉についてを記載している時に、コオロギせんべいというものを思い出した。
日本ではコオロギせんべいは無印良品で購入できるので、購入して食してみた。
味はえびせんを食べているような味と食感だった。
何故大豆肉の時にコオロギせんべいが頭に浮かんだのか?というと、以前、コオロギは環境負荷が非常に少ないタンパク源となり得るという事を読んだことに因る。
無印商品のサイトで公開されている動画によると、フタホシコオロギと呼ばれるコオロギを飼育しているらしい。
食料としてのコオロギのメリットは、
・100gあたりのタンパク量が他の家畜の肉と比較して圧倒的に高い
・1kgのタンパク源の生産で排出される二酸化炭素の量が圧倒的に少ない(牛の約1/30)
・飼育期間が1ヶ月ちょいと短く雑食である
・飼育時の餌と水の量が少なくて済む(餌の効率が良い)
・飼育に必要なスペースが小さくて良い
・エビっぽい味がして美味い
という事がある。
デメリットはコオロギは昆虫ということで、アレルギーの原因になり得るキチンが含まれてしまうということ。
エビアレルギーがあったり、食感を楽しみつつタンパクを摂取したい場合は大豆肉で、純粋タンパクを摂取したい場合はコオロギで、牛乳や牛肉は摂取しないという時代になるのもそう遠くはないはず。
動物肉は比較的環境負荷の少ない鶏肉だけという事になりそうだ。
追記
コオロギせんべいの原料であるコオロギパウダーには鉄や亜鉛が豊富に含まれているらしい