光合成では水から電子を取るという話を記載した。
これね、
植物学を勉強していたから散々でてきたよ。
とりあえず、ざっくりとした反応を書くと、
水と二酸化炭素からブドウ糖(グルコース)を作り、酸素を吐き出す反応。
式は、
6CO2 + 12H2O → C6H12O6 + 6H2O + 6O2
※C6H12O6がブドウ糖
左に12H2Oがあって、右に6H2Oがある。
これだったら、左側の6H2Oがいらなくね?って話になるけど、
一番右にある6O2(Oが12個)がすべて左の水由来なので、
光合成で酸素が出るよという表現をするためには、
左側に12H2Oがなければならない。
さらに光合成には明反応と暗反応というものがあって、
明反応が葉が光を感じて、その光を使って水から電子を取り出す
暗反応が明反応で得た電子を使って糖を合成する反応
※明反応にはクロロフィルが関わっている
明反応の式を書くと
12H2O + 12NADP+ → 6O2 + 12NADPH + 12H+
で、
NADP+というのが、水から電子を取り出した時に電子を保持しておく、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸というもの
ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸 - Wikipedia
ごちゃごちゃと細かいことはおいといて、
単純にNADP+のところを見ると、
12NADP+ + 12H+ → 12NADPH
となっている。
これはどちらもプラスの電荷のイオンなのに結合しているのはおかしいということになる。
実際は、
12NADP+ + 12H+ + 24e- → 12NADPH
で24個も電子(e-)がある。
この電子こそが、
12H2O → 24H+ + 24e- + 6O2
※酸素はイオン化していないので、24個の電子は不要
葉が受けた光という膨大なエネルギーを使って、水を切った時に出てきた電子で、
この電子を暗反応で体内にある有機酸に突っ込むことによって、
ブドウ糖にはたくさんの電子が入っていることになる。
この光合成で得た電子が
強靭なあれを壊すための連携で使ったり、
還元剤としてのシュウ酸?で糖が分解してできたシュウ酸が鉄を還元したりする。
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