Raspberry PiにPH4502Cを繋いでみたの記事の途中で、

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MCP3208のVREFの箇所は3.3Vから5Vにした方が良いかも VDDとVREFの意味は調べる必要がある

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と記載した。


たまたま先日、次のステップに上がる為に本屋で半導体やIoTに関する本を物色していたら、VREFに関する説明が目に付いた。

Raspberry PiによるIoTシステム開発実習 - 森北出版




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mcp3208_sketch


pHメーターの時にAD変換器として用いたMCP3208にはVDDとVREFという電圧のピンと接続する箇所がある。

MCP3208のデータシートを確認すると、2.7〜5Vの範囲になっている。


今回のVの二つの名称はトランジスタが関係しそうでいずれ触れる事にする。

VREFに関しては、A-Dコンバータ その4 12ビットSPI MCP3208-(1) - Arduinoクックブックのページにわかりやすい記載があったので参考にすると、基準電圧VREFに5Vを用いるとアナログ値の測定が細かくなり、その値がデジタル値に反映されるそうだ。

※基準電圧を高める事でサンプリングの精度を上げる

基準電圧回路 - Wikipedia


この記事中でノイズに触れていて、VREFに入力フィルターを入れる予定だと記載されていた。

入力フィルターを入れることでデータの書き出しが安定すると。


ノイズに関してはSPI通信の仕様を把握していないと理解できなさそうなので、現時点ではこれ以上は触れない事にする。

今回一切触れなかったAGNDとDGNDの詳細もいずれ触れたい。