青い石が出る園地は良いミカンが出来るという言い伝えまでの記事で青い石こと、栽培者にとって結晶片岩の緑色片岩が重要であることが見えてきた。
結晶片岩は本州では三波川変成帯と呼ばれる地帯で見られる岩となっている。
三波川変成帯は日本を横断する大断層である中央構造線の南部に位置していて、
西は埼玉県の長瀞というところから、東は九州の大分あたりまであるとされている。
※もしかしたら東西の両方でもっと長いかもしれない。
長瀞といえば、日本地質学発祥の地と呼ばれ、地下深く(20〜30km)でつくられた結晶片岩が観察しやすい場所として、地球の深い所が覗ける場所という意味で地球の窓と呼ばれるそうで、結晶片岩について学びやすい場所であるらしい。
栽培者にとって結晶片岩が重要であるならば、良い栽培を行うにあたって、長瀞で地質を学ぶ事も重要であるはずだ。
ただ、大阪在住の私にとって埼玉の長瀞は遠くて、気軽に行けるような場所ではない。
好都合な事に長瀞はジオパーク秩父のジオサイトの一つであって、更に良い事として、
ジオパーク秩父のガイドブックをネット通販で購入できる。
というわけで、結晶片岩を学ぶための足がかりとして、ジオパーク秩父のガイドブックを購入してみることにした。
追記
農学部生の頃の研究室の夏の旅行が長瀞だったけれども、当然ながらこの頃に結晶片岩 = 栽培なんて発想はないわけで、結晶片岩を見に行くという発想も当然ながら思い付かなかった。
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