道路沿いの水田の縁に、
トウモロコシかな?ハトムギかな?
いやいや、ハトムギかジュズダマかもしれない。
まぁ、種類は関係なく、トウモロコシの様な光合成がたくさん出来て、しかも背丈が高く強靭なイネ科が生えていた。
この背丈が高くなるイネ科だけどね。
根元を見ると、
太くて緑色の根が何本も地面に刺さっている。
この太い根を支柱根(しちゅうこん)と呼び、不定根の一種である。
この支柱根によって、トウモロコシは強く根付くことができる。
前に、団粒構造は強い根が土を砕くことによって形成されると記載した。
その中でもイネ科の根は強いので、イネ科の植物を生やせば生やす程、土壌はきっと良くなるのだろう。
モロコシやトウモロコシはイネ科の中でも更に強い根を発生させるわけで、モロコシ(ソルゴー、ソルガム)は緑肥の中で団粒構造の形成率が高いという結果になるのだろうな。
支柱根で株全体を浮かせることによって、地面と株元の間に若干の隙間が生じる。
この隙間によって酸素が入りやすくなるだろうから、それも強靭な根と株になるためには必要な条件かもしれない。