今の時期(冬)は我が家では緑茶の出し殻がたくさん出る。
寒くなって、熱い緑茶を飲みたくなるわけで、緑茶の出し殻も必然的に増える。
※夏は麦茶の出し殻が多い。
緑茶の出し殻を見ると頭に浮かぶことがあって、その内容というのが、茶葉から茶成分を抽出する際に用いる湯の温度によって、内容物の抽出成分が異なるというものだ。
積極的に摂取していきたい茶葉ポリフェノールのカテキンは比較的低温で抽出でき、人によっては控えたい成分であるカフェインは高温で抽出されるため、カテキンの濃度を高めたい場合は60℃前後が良いとされる。
※旨味成分のアミノ酸はカテキンよりも低い温度帯で抽出される。
※『お茶の科学 「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ』(大森 正司):ブルーバックス
であれば、緑茶を煎れることを徹底的に研究された飲料水メーカーから出てくる緑茶の出し殻は必然的にポリフェノール低めでカフェイン高めになるということになる。
であれば、以前、コーヒー抽出残渣を植物に与えたら?の記事で触れたカフェインを豊富に含む有機物を肥料として施肥したら、抑制的な働きになったという報告があったが、緑茶粕でも似たような結果になるのでは?ということが頭に浮かぶ。
コーヒー抽出残渣は豆の殻が硬いので、その点でも肥料としての使用難易度を高めているだろうから、緑茶粕はコーヒー豆粕程使用難易度は低いと思うけど。