鹿沼土より硬いとされる日向土までの記事で様々な地域で採取できる軽石について見てきた。
これらの内容を踏まえ、
赤玉土について見ていくことにする。
赤玉土は園芸用品店等で鹿沼土と並んで販売されていることが多い土で、軽石を理解する為に把握しておいた方が良い園芸用品であるはず。
赤玉土だけれども、最初に触れておくべき内容として、赤玉土は軽石として扱われていないということがある。
では、一体何なのか?ということになるが、Wikipediaから赤玉土の説明について引用すると、
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表面採掘された関東ローム層の赤土を乾燥後、ふるいで粒の大きさごとに選別し様々な等級で供給される
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※赤玉土#概要 - Wikipediaから引用
であり、天然の粘土のような粒状を乾燥させたものということになる。
関東ローム層の粘土といえば、アロフェンになり、もちろん土は酸性を示すことになる。
赤玉土を使う上での注意点として、
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多くは鉄と結合した形で硫黄が多く含まれており、化学反応や菌の活動によって硫化水素発生の原因となる事がある
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※赤玉土#特性 - Wikipediaから引用
アルミニウム(アロフェン由来)、鉄や硫黄がたくさん含まれており、リン酸吸収係数の増加や根腐れの要因になり得る。
今までの話で赤玉土のデメリットばかりを記載したが、それでも人気のある園芸資材であるので、メリットもたくさんある。
メリットというのが、通気性、保水性、保肥性に富むことだ。
赤玉土の特徴をまとめると、鹿沼土の風化が更に進んだものと捉えても良いはずで、どれ程の風化した軽石が欲しいか?の判断の選択で、軽石以上の風化の位置付けのイメージでいれば良いだろう。
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