チョコレートの香り再び3までの記事でチョコレートに含まれる香り化合物について触れた。
良い香りを順に挙げているだけなのだけれども、人体にそれなりに影響があって興味深い。
というわけで、引き続き、良い香りの化合物についてを眺めてみる。
エステル類の香り化合物として、
酢酸イソアミルという化合物名が挙がっていた。
その名の通り、
酢酸のカルボキシ基(-COOH)に
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イソアミルアルコールがエステル結合した化合物となっている。
個人的には酢酸はあまり好きではない香りになるが、イソアミルアルコールが付与される事でチョコレートの甘さを引き立てる香りになるのがなんとも不思議だ。
酢酸を含む有機酸も炭素数が減る程きつい臭い(個人的な感想)になるので、化合物のちょっとした大きさで香りとして変わってくるのだろう。
ちなみにイソアミルアルコールはフルーティーな果実の香りらしく、酢酸の酸っぱい香りを中和といった感じになるのかな?