保肥力の実際の計算の続きまでの記事で土壌分析で塩基飽和度の計算を行う際に利用する置換性塩基(カリ、カルシウムとマグネシウム)の各係数を求めた。
各係数は下記の通り
K2O:1meq/100g →47mg/100g
CaO:1meq/100g →28mg/100g
MgO:1meq/100g →20mg/100g
今回の塩基飽和度の計算で用いる結果は
にする。
分析値は下記の通り
カリ:50mg
カルシウム(石灰):300mg
マグネシウム(苦土):73mg
CEC:17.1meq/100g
各飽和度の計算は(測定値 / 係数) / CEC × 100で求めるので、
カリウム:(50 / 47) / 17.1 × 100 = 6.2%
カルシウム:(300 / 28) / 17.1 × 100 = 62.7%
マグネシウム:(73 / 20) / 17.1 × 100 = 21.3%
塩基飽和度は各値の合算なので、
塩基飽和度:6.2 + 62.7 + 21.3 = 90.2%