あぁ、今日は書くことが思いつかない。
そうそう、
↑ この手の記事を書いている時、知り合いからメッセージが届いたんだった。
遺伝子組み換えを研究しているのですか?って
いやいや、
たまたま学部の時に育種学を勉強していて、
大学院の時に形質転換(遺伝子組み換え)を使って研究をしたことがある程度ですよ。
形質転換を使って研究?
大学院を中退してからとある農村に行って、
農業を営む方々から大学で研究されている(当時の)先端の生物学がどんなものなのかよく聞かれたので、
形質転換がどういうところで使われているのかをよく話したもんだ。
先端の生物学がいつ自分らの栽培に貢献されるか知りたがっていたな。
話は脱線したけど、
形質転換を使って研究の話を書くと、
※これから先は想像の話なので、実際にある現象という風には絶対に思わないでください。
例えば、
鮮やかな青のアサガオを発見したとする。
原種は見ての通り薄い青で、
鮮やかな青い花からあの手この手で細胞内を探索して、
青い色素に関係しているであろう遺伝子を発見する。
その遺伝子を含むプラスミド(ベクター)を作成してみて、
薄い花の方に組み込んでみる。
組み込んだ後の薄い花は花弁の大きさはほぼ変わらずに色だけ鮮やかになるのかな?
もし、色だけ鮮やかになったら、
今回発見した遺伝子は鮮やかな青に関与した色素を合成するということで間違いなさそうだ。
ということになる。
つまりは、
細胞内を探索して発見した遺伝子が、
本当に探したがっていたものであるかどうかを調べるために
形質転換という手法を用いている。
個人的なイメージだと、
遺伝子組み換え作物はこれらの用途のおまけみたいなものだろ。
今回の話はいろいろと端折ってるけど、
F1種子の欠点を踏まえると、こううまくはいかないことがわかるよね?
組み込まれた遺伝子はその植物にとって有益であることは稀であるから、
組み込まれたとしてもその遺伝子が活用される保証なんてどこにもない。