香りに関する話題が時々挙がりまして、香りに関する理解を深める必要をひしひしと感じている。

葉が発する香りを整理してみる

米ぬか嫌気ボカシ肥の成功のサインの香り化合物について


というわけで、


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朝倉書店から発売されている匂いと香りの科学という本を読んでみることにした。

匂いと香りの科学|朝倉書店




香りに限らず、様々なものを理解する時に最初にやっておくべきこととして分類をすることがある。

というわけで、今回も香りの分類から始めることにする。


上記の本で香りに関しての大きな分類は3種類あり、

・フレグランス

・フレーバー

・フェロモン

がある。


フレグランスは化粧品やトイレタリー製品といった工業品に用いる工業(香粧品香料)を指す。

フレーバーはフレグランスと対になる食品香料を指し、フェロモンは動物や昆虫から発せられる香りを指す。


今知るべき内容は上の三分類のうちフレーバーになるので、フレーバーの詳細を見ていくことにする。




フレーバーを更に分類すると

● 酵素により生成されるフレーバー

・脂肪族の香気物質

・テルペン系香気物質

・エステル系香気物質

・芳香族系香気物質

・ラクトン系香気物質

・含窒素、含硫香気物質

● 非酵素反応により生成されるフレーバー

・フラン類

・ピロール類

・フラノン類

・ピラジン類

・チオフェン類

・チオフェノン類


これらを一つずつ丁寧に見ていけば、香りについての理解が深まるのは間違いない。