葉というか、植物全体で撥水性という水をはじく特徴がある。
当然と言えば当然で、水を撥水せず透水してしまうと、雨が降る度に耐えられないぐらい細胞に水が入り込み、細胞が膨張して破裂するからだ。
しかしだよ、
植物の死骸は後々は腐植となり、腐植は保水性を向上させるというほど、水をよく含むものとなる。
学生の頃に聞いた話だけど、体を構成する植物の繊維、セルロースですね。
生きている時は、
緑の線が植物の繊維でCaがカルシウムだとして、こんな感じで繊維の間にカルシウムが入り込んで強固にしつつ、他のワックス等で撥水性を生み出すけど、
朽ちていく過程でワックスがなくなり、
カルシウムの溶け出し、カルシウム(Ca2+)が入っていた箇所の極性が余るので、この隙間に極性を持つ水が入り込む様になる。
つまりは、
朽ちていく過程で、植物の繊維は水を保持できる様になる。
と言うことらしい。
だから、土作りの時は植物の繊維という名の腐植をたくさん入れると、物理的要素である保水性を得られるようになる。
という話だったと思う。
落ち葉もいつの間にか撥水性がなくなって、常に水が湿っている状態を生み出すよね。