随分前から騒がれている地球温暖化
温暖化の原因は大気中の二酸化炭素の濃度が上がることで、本来地球から放射されるはずであった熱が逃げずに残る
というのが定説のざっくりとした概要となる。
二酸化炭素の上昇は、地中に埋没された炭素を石油、石炭といった形で掘り出し、燃料として使用した際に発生する副産物である。
温暖化に影響を与えるものは二酸化炭素だけではない。
有名なものにメタンがある。
メタンは光合成産物であるブドウ糖(グルコース)を嫌気(酸素がない)環境下で発生する。
人や牛の臓器内とか。
他には
肥料を与えて、その後に水を入れて栽培をする水田で、水田もまたメタンの主の発生源として考えられている。
ここであることに気付く。
秋の栽培を終えた後に水を抜かず、水を張り続けることによって発生する嫌気性の産物によって土が老朽化した水田が増えていることを。
水を抜かない理由の大きなものとして、人手不足で一人あたりの栽培面積が増える集約化により、収穫後の管理作業まで手が回らなくなったことがあるらしい。
水を抜かないから土は劣化する。
劣化すると翌年のイネの光合成量は減り秀品率も減る。
おそらく昨年の施肥量と同じ量を水田に入れているはずだから、残る肥料分は年々多くなるはず。
翌々年の栽培はもっと劣化した土で行うことになる。
集約化した方は利益を確保するために更に集約化を進め、収穫後に管理できない水田が増えていくと予想される。
このジレンマからどうすれば抜け出せるのだろうか?
解決策