先日、蛇紋岩というpHが高くなりやすい地域でカリウム肥料を意識的に入れホウレンソウを育てたら生育が良かったという話を聞いた。
菠薐草(ホウレンソウ)と聞いて連想することと言えば、
・pHが低い土壌では発芽しない
・鉄分やカルシウム、ビタミンA、ビタミンCやビタミンKが豊富
あたりだろうか。
ホウレンソウはpH高めを好むため、
慣習的に石灰によるpH調整を他の作物よりも重点的に行うイメージがある。
土壌を酷使するとpHの緩衝性が下がる為、
ホウレンソウの連作が難しいというイメージもある。
pHと鉄で連想することと言えば、
鉄はpHが高い土壌では溶解しにくく、作物は吸収しにくくなるということ。
蛇紋岩の地域はpHが7以上になりやすいらしく、
鉄の溶解度はpH6を超えたあたりから下がるので、
蛇紋岩の地域は鉄の吸収が不利だと言える。
(写真:植物編のアカザ科のシロザから引用)
ホウレンソウの仲間にシロザという草がいる。
シロザは土壌のpHの指標植物で強酸性土壌では発芽しない。
このシロザの大きな特徴が、
根から分泌されるシュウ酸の量が多いということ。
特徴のある植物には、
きっと葉に特徴的な何かがあるはずだ。
ということで、
ホウレンソウの栄養について見てみることにする。
栄養についてWikipediaで下記のような文を見かけた。
/************************************************/
葉酸は(途中省略)1941年に乳酸菌の増殖因子としてホウレンソウの葉から発見された。
/************************************************/
シュウ酸と関係あるか?は不明だけれども、
葉酸について調べてみることにしよう。
- 続く -
関連記事