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クエン酸散布による食味向上効果は、土壌鉱物の違いにより地域差が生じる。火山灰土壌のように鉱物が未風化で粘性が低い土壌では、クエン酸散布によりミネラルが溶脱しやすく効果が出やすい。一方、鳥取砂丘のような深成岩由来で石英が多い土壌では、クエン酸によるミネラル溶脱はほとんど期待できず、pH低下を招き逆効果になる可能性もある。つまり、有機酸散布による微量要素溶脱による秀品率向上は、土壌の特性を考慮せず万能的に適用できるものではなく、地域差を踏まえた判断が必要である。
カテゴリー : 地形・地質/page-3
クエン酸による食味の向上は安易に用いて良いものか?の続き
縄文海進と大阪層群から闘鶏山古墳を考えてみる
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大阪平野の地下には、大阪層群と呼ばれる厚い粘土層が存在する。これは過去数十万年にわたる気候変動に伴う海水準の変化を記録しており、特に最終間氷期にあたる約12万年前には、現在より温暖な気候で海水準が高く、大阪平野の大部分が海に覆われていた。この時代に堆積した海成粘土層は、軟弱な地盤として知られる。縄文海進期にも海が広がり、淀川・大和川水系の低地は内湾化した。その後の海退により沖積層が堆積し、現在の大阪平野が形成された。大阪層群の研究は、過去の環境変動や地盤特性の理解に重要であり、都市開発や防災対策にも役立てられている。
闘鶏野神社と闘鶏山古墳
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大阪府高槻市の闘鶏野神社の裏山には闘鶏山古墳があり、その石室には阿波(徳島県)産の青石が使われている。古墳時代、遠隔地から重い石材が運ばれたことに疑問を持った著者は、海路による輸送を仮説として提示する。 闘鶏野神社は名神高速道路を跨ぐ珍しい構造で、祭神は天照皇大神、応神天皇、天児屋根命など。創建は不明だが、元は八幡大神宮と呼ばれ、氷室の氏神として崇敬されていた。闘鶏野の地名は仁徳天皇の猟場に由来するとされる。
高槻城跡で緑色の岩が朽ちるのを見る
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高槻城跡公園で緑泥片岩の岩に鳩が頻繁に集まっているのを観察。岩の上部が白っぽくなっているのは、おそらく岩表面が朽ちたためと考えられ、緑泥石が土になる過程の変化を示す可能性がある。鳩の糞に含まれる尿酸が風化を促進している可能性を示唆している。また、岩の形成に関する関連情報を2つ紹介している。1つ目は、緑泥石から土が形成される過程。2つ目は、枕状溶岩の空隙にゼオライトが充填されていることだ。
摂津峡で緑の石探し
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著者は、米の美味しさは水質、ひいては上流の岩石に含まれるかんらん石や緑泥石由来のマグネシウムとケイ酸に関係すると仮説を立て、摂津峡で緑の石探しを行った。芥川で緑泥石を含む緑色岩を発見した経験と、大歩危で緑色の岩石の種類の多様性を知ったことで、著者の岩石観察眼は向上していた。摂津峡では、一見緑色に見えない岩石にも接写で緑色の鉱物が含まれていることを確認。更に、周辺には濃い緑色の石が存在し、それらが水質に影響を与えていると推測した。これらの観察は、土壌形成や岩石の種類に関する過去の探求と関連づけられている。
阿波の青石と御影石
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淡路島の両端、明石大橋と大鳴門橋付近のパーキングエリアには、それぞれの地域を代表する石材を用いた石碑が設置されている。鳴門側には徳島産の阿波の青石、明石側には兵庫県産の御影石が使われている。御影石はピンク色も存在する花崗岩の一種で、地名に由来する。橋の両側にそれぞれの地域特有の石材を用いることで、地域性をさりげなく表現した粋な演出となっている。
阿波の土柱
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阿波の土柱は、侵食が進行中の地形であり、脆い部分が崩落し、風化に強い部分が柱状に残っている。柱の先端には礫が見られ、崩落箇所にも礫が転がっている。吉野川北岸に位置し、南岸の大歩危(三波川変成帯)とは地質が異なり、堆積岩で構成されている。土柱の形成過程は、礫を含む堆積物が風雨に晒され、浸食の差によって柱状の地形が生まれたと考えられる。周辺の地質図を見ると、南北で地質が明確に異なり、興味深い。
礫岩の中に緑色の石
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大歩危の礫岩に注目。礫岩とは様々な石が堆積し固まった岩石。写真の礫岩中には緑色の石が含まれており、これは礫岩形成以前に緑色岩が存在したことを示す。つまり、緑色の石の元の物質が堆積・変成し緑色岩となり、それが割れて再び堆積、礫岩の一部となった。このことから、緑色岩の形成は礫岩形成よりも古い時期に起こったと考えられる。大歩危では下流に行くほど緑色の岩が目立つため、緑色岩の形成と地域的な地質変化の関係も示唆される。
表面がうっすら茶色の扁平の石
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吉野川で緑泥片岩を探していた筆者は、息子が拾った薄茶色の扁平な石を顕微鏡で観察した。すると、肉眼では想像もつかない鮮やかな色彩が現れ、割れ目には暗緑色が確認できた。これは、表面が酸化した緑泥片岩の可能性がある。緑色の石に意識が集中していたため、当初は見過ごしていたこの石に、実は質の向上に関するヒントが隠されているかもしれない。恩師の「小さな変化を見逃すな」という言葉が胸に響き、自分の視野の狭さを反省しつつ、息子の観察眼によって新たな発見を得られたことに安堵する。
阿波の青石
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徳島県の吉野川周辺でよく見られる緑色の石「阿波の青石」は、緑泥片岩という種類の岩石です。鳴門インターチェンジ付近には、扁平な緑泥片岩が重なった美しい石碑や、大鳴門橋の石碑があります。大鳴門橋の石碑は、岩を割って研磨したもので、波打つ模様が特徴的です。この模様は、プレートの沈み込みによる圧力の影響と考えられます。緑泥片岩は加工しやすいため、古墳時代から石室などに使われてきました。ちなみに、緑泥片岩は「く溶性苦土と緑泥石」の記事にも関連しています。
吉野川で緑泥片岩探し
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緑泥石を含む緑泥片岩が吉野川に多く存在する理由を探るため、著者は大歩危下流の川辺を調査。安全な場所を地元住民の行動から判断し、川原の石を観察した。扁平な緑色の石が多く、図鑑を参考に緑泥片岩を特定。顕微鏡で確認すると緑色で、緑泥石に加え黄緑色の緑廉石も含む可能性が高いことがわかった。また、窪みのある石も見つかり、粘土鉱物である緑泥石が水に溶けやすく風化しやすい性質から、窪みが形成されたと推測。このことから、緑泥石が川の水に溶け込み、下流の土壌形成に影響を与えている可能性を示唆している。
大歩危の三名含礫片岩
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著者は高知からの帰路、車窓から大歩危の鮮やかな緑色の岩に気づき、三波川変成帯の緑泥岩等と関連付け、秀品率への影響に興味を持った。現地では、薄く押しつぶされた片岩を多数確認し、プレートの圧力の強さを実感。目的は徳島県指定天然記念物の三名含礫片岩を見ることで、礫岩が高圧変成作用で扁平化した様子、うっすら緑色の岩に含まれる緑色の扁平な石を確認した。大歩危での観察は複数回に渡り報告される予定。
初春に畑を占拠するナズナたちに迫る
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畑の土壌が作物に適した状態になると、ハコベ、ナズナ、ホトケノザといった特定の草が生えやすくなる。強靭なヤブガラシが消え、これらの草が繁茂するのはなぜか。除草剤耐性でも発芽の速さでも説明がつかない。何か別の理由があるはずだが、それはナズナには当てはまらないようだ。用水路脇の隙間に生えるナズナを観察すると、根元にコケが生えている。コケが作った土壌にナズナの種が落ちたのが繁茂の理由だろうか?この謎について、思い浮かぶことがあるが、それは次回以降に持ち越す。
高槻の芥川にあった赤い石は何だろう?
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緑泥石は、土壌形成において重要な役割を果たす粘土鉱物の一種です。風化作用により、火成岩や変成岩に含まれる一次鉱物が分解され、緑泥石などの二次鉱物が生成されます。緑泥石は、層状構造を持ち、その層間にカリウムやマグネシウムなどの塩基性陽イオンを保持する能力があります。これらの陽イオンは植物の栄養分となるため、緑泥石を含む土壌は肥沃です。緑泥石の生成には、水と二酸化炭素の存在が不可欠です。水は一次鉱物の分解を促進し、二酸化炭素は水に溶けて炭酸を形成し、岩石の風化を加速させます。さらに、温度も緑泥石の生成に影響を与えます。緑泥石は、土壌の物理的性質にも影響を与えます。層状構造により、土壌の保水性や通気性が向上し、植物の生育に適した環境が作られます。また、緑泥石は土壌の団粒構造を安定させる働きも持ち、土壌侵食の防止にも貢献します。
摂津峡の巨岩を盾にして
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高槻の摂津峡公園には、巨岩とホルンフェルスが見られる渓谷がある。巨岩の下に堆積した砂地の水際に、増水すれば水没すると思われる緑色の植物が生えていた。葉は厚く光沢があり、クチクラ層が発達しているように見えた。この植物は他の場所でも見かけるが、水際以外でも同様の特徴を持つのかは確認していない。著者は、なぜこの植物が水没しやすい場所に生えているのか、疑問に思いながら帰路についた。
生命の誕生と粘土鉱物
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土壌有機物の生成において、メイラード反応が重要な役割を果たす可能性が示唆されています。メイラード反応は、糖とアミノ酸が加熱によって褐色物質(メラノイジン)を生成する反応です。土壌中では、植物由来の糖やアミノ酸が微生物によって分解され、メイラード反応を起こしやすい物質に変化します。生成されたメラノイジンは、土壌粒子と結合しやすく、安定した有機物として土壌に蓄積されます。この過程が、土壌の形成や肥沃度の向上に貢献していると考えられます。
根は地面を耕し土を形成する
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竹野海岸のグリーンタフ観察から土壌形成の過程を考察。グリーンタフは火山活動で生成された緑色の凝灰岩で、風化しやすい。風化によって粘土鉱物や金属イオンが放出され、土壌の母材となる。植物の根は土壌の固い部分を砕き、根の先端からは有機酸が分泌される。有機酸は鉱物の風化を促進し、根の表層から剥がれ落ちたペクチンなどの有機物は粘土鉱物と結合し、団粒構造を形成する。さらに、根から放出された二次代謝産物は微生物によって重合し、土壌に吸着される。このように、岩石の風化、植物の根の作用、微生物活動が複雑に絡み合い、土壌が形成される過程をグリーンタフ観察から推察できる。
水溶性の食物繊維のペクチンは吸着能を持つ
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土壌改良剤の効果を検証するため、腐植酸、ベントナイト、ゼオライト、モンモリロナイトを含む4種類の土壌改良剤と、対照群として石灰と堆肥を用いて実験を行った。結果、カルシウム添加による団粒構造形成促進効果は堆肥で顕著に見られ、土壌改良剤の効果は限定的だった。特に、ベントナイトは水分含有量が多く、ゼオライトは団粒形成にほとんど寄与しなかった。モンモリロナイトは若干の改善が見られたものの、腐植酸は効果が不明瞭だった。このことから、団粒構造形成にはカルシウムだけでなく、有機物との相互作用が重要であることが示唆された。
実体顕微鏡で土と混ぜたコロイド化したベントナイトを見る
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ベントナイトとゼオライトの土壌への影響を比較観察した。ベントナイトは水を含むと膨潤し、土壌粒子間を糊のように満たすことで、土壌構造に変化をもたらす。これは顕微鏡観察で確認され、土壌団粒化への影響が示唆された。一方、ゼオライトはイオン交換性を持つものの膨潤性は無く、土壌粒子と混ざらず鉱物の形を保っていた。これはベントナイトのように土壌構造に直接的な変化を与えないことを示唆する。両者を比較することで、ベントナイトの膨潤性が土壌への影響において重要な役割を果たすことが明らかになった。
土に生ゴミを埋めるという日課
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台風被害を軽減するために、個人レベルでできる対策として、生ゴミの土中埋設による二酸化炭素排出削減が提案されています。埋設方法には、ベントナイト系猫砂を混ぜることで、消臭効果と共に、有機物分解で発生する液体の土中吸着を促進し、二酸化炭素排出抑制と植物の生育促進を狙います。この実践により、土壌は改善され、生ゴミは比較的短期間で分解されます。また、土壌にはショウジョウバエが多く見られ、分解プロセスへの関与が示唆されます。台風被害軽減と関連づける根拠として、二酸化炭素排出削減による地球温暖化抑制、ひいては台風強大化の抑制が考えられます。また、土壌改良は保水力を高め、豪雨による土砂災害リスク軽減に寄与する可能性も示唆されています。
蛇紋石という名の粘土鉱物
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蛇紋石は、蛇紋岩の主成分である珪酸塩鉱物で、苦土カンラン石や頑火輝石が熱水変質することで生成される。肥料として利用される蛇紋石系苦土肥料は、残留物として1:1型粘土鉱物を土壌に残す可能性がある。蛇紋石自身も1:1型粘土鉱物に分類される。1:1型粘土鉱物は、一般的にCECや比表面積が小さく保肥力が低いとされるが、蛇紋石は他の1:1型粘土鉱物と比べて高いCECを持つ。この特性は、土壌への養分供給に影響を与える可能性があり、更なる研究が必要である。
枕状溶岩の空隙にはゼオライトが充填されている
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枕状溶岩の隙間にはゼオライトが充填されていることが多い。海底火山で急速に冷え固まった玄武岩質の枕状溶岩は、扇状のブロックが積み重なるため空隙ができ、そこに熱水が入り込みゼオライトが生成される。緑色岩(主成分は緑泥石)に分類される枕状溶岩は、表面が白く見える部分があり、これがゼオライトの可能性がある。また、緑色岩周辺の黒くフカフカした土は、ベントナイト、ゼオライト、腐植の組み合わせで形成されたと推測される。著者は専門知識が増えることで視野が広がる一方、初心の発想力を失うジレンマを感じている。
1:1型粘土鉱物に秘められた可能性
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1:1型粘土鉱物は、風化により正電荷を帯び、病原菌を吸着不活性化する可能性を持つ。火山灰土壌に多いアロフェンではなく、畑土壌に豊富な1:1型粘土鉱物に着目し、その風化を促進する方法を考察する。風化には酸への接触が必要だが、硫安等の残留性の高い肥料は避けたい。そこで、米ぬかボカシ肥に着目。嫌気発酵で生成される乳酸による持続的な酸性環境が、1:1型粘土鉱物の風化を促すと考えられる。同時に、嫌気発酵中の微生物増殖により病原菌も抑制できる。理想的には、米ぬかボカシ肥が1:1型粘土鉱物の正電荷化を促進し、病原菌の吸着・不活性化に貢献する効果が期待される。
粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考える
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粘土鉱物を肥料として活用する目的は腐植蓄積だが、粘土鉱物と腐植の繋がりは疑問が残る。2:1型粘土鉱物は正電荷が少ないため、有機物とのイオン結合による蓄積モデルでは説明が不十分。しかし、現実には2:1型粘土鉱物投入で土壌改良効果が見られる。これはAl由来の正電荷以外の結合機構を示唆する。ヒントとして、カオリン鉱物と酢酸カリウムの水素結合、スメクタイトとアルキルアンモニウムの正電荷による結合が挙げられる。腐植蓄積にはこれら以外のメカニズムが関与していると考えられ、特定の肥料と現象がその鍵を握る可能性がある。
注目の資材、ゼオライトについて再びの続き
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ゼオライトは、ベントナイトと同様にイオン交換能力(CEC)の高い資材です。ベントナイトは膨潤性によってCECを実現していますが、ゼオライトは膨潤せずにCECを発揮します。ゼオライトを水に浸しましたが、ベントナイトのように膨らむことはありませんでした。この検証から、ゼオライトは膨潤することなくCECを高める資材であり、熱帯魚の水槽の水質改善に適していることがわかります。膨潤性の高い粘土鉱物は、この用途には適していません。
注目の資材、ゼオライトについて再び
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ゼオライトは、沸石とも呼ばれる多孔質のアルミノケイ酸塩鉱物で、粘土鉱物のように扱われるが粘土鉱物ではない。凝灰岩などの火山岩が地中に埋没し、100℃程度の熱水と反応することで生成される。イオン交換性や吸着性を持つ。記事では、凝灰岩が熱水変質によってゼオライトや粘土鉱物などに変化する過程が解説され、同じ火山灰でも生成環境によって異なる鉱物が形成されることが示されている。ベントナイト系粘土鉱物肥料の原料である緑色凝灰岩とゼオライトの関連性にも触れられている。
く溶性苦土と緑泥石
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徳島県吉野川市周辺では「青い石が出る園地は良いミカンが出来る」という言い伝えがある。この青い石は緑泥石片岩で、三波川変成帯でよく見られる。緑泥石片岩は、マグネシウム肥料の原料となる水滑石(ブルーサイト)を生成する場所であることから、土壌にマグネシウムが豊富に含まれる。さらに、緑泥石片岩は風化するとカリウムやマグネシウム、2:1型粘土鉱物を含む肥沃な土壌となる。これらの要素がミカン栽培に適していると考えられ、地元農家からは土地への高い信頼が寄せられている。
緑泥石からベントナイト系粘土鉱物肥料を考える
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緑泥石は2:1型粘土鉱物だが、層間物質のためCECは低い。しかし風化と有機酸でスメクタイト状になり、CECが向上する。ベントナイト(モンモリロナイト)は緑泥石を含みCECが低く見られがちだが、海底由来でカリウムやマグネシウムを含む。緑泥石のCEC向上と合わせ、ミネラル供給源として優れている。カリウムは作物生育に重要で、ベントナイトは自然な補給を可能にする。また、緑泥石の緩やかなCEC上昇は連作土壌にも適している。ゼオライトより劣るとされるベントナイトだが、水溶性ケイ酸供給や倒伏軽減効果も期待できる。つまり、緑泥石を含むベントナイトはミネラル豊富な土壌改良材として有望である。
緑泥石という名の粘土鉱物
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この記事では、緑泥石という粘土鉱物について解説しています。緑泥石はグリーンタフ(緑色凝灰岩)、緑色片岩、緑色岩などに見られる鉱物で、2:1:1型粘土鉱物に分類されます。一般的な2:1型粘土鉱物(スメクタイト、バーミキュライトなど)はCEC(陽イオン交換容量)が高い一方、緑泥石はCECが非常に低いのが特徴です。これは、2:1型構造の層間水があるべき場所に、緑泥石では八面体が挿入されているため、膨潤性が弱くCECも低いと説明されています。記事では粘土鉱物の基本構造(SiO四面体、Al八面体)や1:1型、2:1型構造についても触れ、緑泥石の構造を図解して分かりやすく解説しています。最後に、緑泥石の興味深い知見については次回に持ち越しとしています。
粘土鉱物が出来る場所、続成作用
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この記事では、粘土鉱物の生成過程、特に続成作用に着目しています。海底で風化した鉱物は海底に堆積し、海のプレートの移動に伴って海溝付近で圧力を受けることで続成作用が起こります。この作用により、堆積物中の水分が反応に関与したり、熱水変質が起こったりすることで、スメクタイト、緑泥石、イライト、混合層鉱物といった2:1型の粘土鉱物が生成されます。これらの粘土鉱物は粘土鉱物系の肥料の成分として重要であり、この記事は肥料検討に必要な知識を提供することを目的としています。海底風化は陸上風化とは異なり、海水中のミネラルイオンや硫酸イオンが関与し、隆起後の風化にも影響を与えます。
粘土鉱物が出来る場所、海底風化
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海底風化は、海水や底生生物の作用で海底の岩石や堆積物が変化する現象です。この過程で、粘土鉱物は海水中からカリウムやマグネシウムを取り込み、硫酸イオンも貯め込みます。海底で形成された粘土が隆起すると、硫化鉄が反応して酸性を示すようになり、粘土層が土化した際にミネラルが少なくなる可能性があります。この情報は、粘土鉱物系の肥料の性質を理解する上で重要です。
粘土鉱物が出来る場所、風化作用
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粘土鉱物は、岩石の風化によって生成される微粒で層状の珪酸塩鉱物です。風化には、物理的な破砕と、水や酸との化学反応による変質があります。カリ長石がカオリンに変化する過程は、化学的風化の例です。鉱物の風化しやすさは種類によって異なり、一般的に塩基性の強い火山岩ほど風化しやすいです。同じ珪酸含有量でも、急速に冷えて固まった火山岩は、深成岩より風化しやすい石基を多く含みます。そのため、玄武岩のような火山岩は斑れい岩のような深成岩よりも風化しやすく、結果として異なる種類の粘土鉱物が生成されます。
石灰岩の成り立ちから石灰性暗赤色土を考える
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石灰性暗赤色土を理解するために、石灰岩の成り立ちから考察している。石灰岩はサンゴ礁の遺骸が堆積して形成されるが、海底のプレートテクトニクスによる地層の堆積順序を踏まえると、玄武岩質の火成岩層の上に形成される。滋賀県醒ヶ井宿や山口県秋吉台など、石灰岩地域周辺に玄武岩が存在することはこの堆積順序と一致する。つまり、石灰性暗赤色土は石灰岩だけでなく、周辺の玄武岩の影響も受けていると考えられる。玄武岩の影響は土壌の赤色や粘土質を説明する要素となる。暗赤色土に見られる色の違い(赤~黄)は玄武岩質成分の量の差と推測できる。
石灰岩はどう出来る?続成作用
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石灰岩は炭酸カルシウムを主成分とする堆積岩で、その成り立ちは遠い海と深く関わっている。陸から運ばれた堆積物が続成作用で固まる過程で、石灰岩も形成されるが、主成分である炭酸カルシウムの由来は陸起源ではない。実は、サンゴなどの生物の遺骸が遠方の海で堆積し、長い年月をかけて地殻変動により陸地へと現れることで、石灰岩が形成される。つまり、現在の日本の石灰岩は、かつてハワイのような温暖な海で形成されたサンゴ礁の名残である。
大阪層群の海成粘土層
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千里川で大阪層群の海成粘土層を観察。露頭は侵食でいずれ消滅するが、現在はまだ見られる。この粘土層の観察から土壌の形成過程について新たな理解が得られ、土壌、ひいては肥培管理に関する探求の契機となった。具体的な発見内容は今後明らかにされる。観察場所は豊中市千里川で、埋め込みマップで位置が示されている。
大陸の暗赤色土での栽培を考える
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中国西部の赤色粘土質の土壌で、石灰過剰という分析結果から、石灰性暗赤色土での栽培について考察されている。石灰岩の風化によって生成されるこの土壌は、日本では珍しく、大陸で多く見られる。石灰岩は炭酸カルシウムが主成分で、pH調整に用いる石灰質肥料と同じ成分だが、過剰施用は有害となる。醒ヶ井宿の居醒の清水のような石灰岩地域での知見を活かし、中国の土壌で多様な作物を育てる方法を探る。具体的には、石灰岩土壌の性質を理解し、適切な作物選択、土壌改良、水管理などを検討する必要がある。
粘土鉱物とは何なのだろう?
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高アルカリ性の温泉に見られる白い沈殿物は、温泉水に含まれるケイ酸が空気に触れて重合し、非晶質シリカ(SiO₂・nH₂O)となったもの。これは粘土鉱物の生成過程初期段階に似ている。粘土鉱物は層状珪酸塩鉱物で、ケイ酸が重合してシート状構造を形成する。温泉沈殿物は結晶化しておらず粘土鉱物ではないが、ケイ酸重合という共通点を持つ。つまり、温泉の沈殿物観察は、粘土鉱物生成の初期段階を理解するヒントとなる。さらに、温泉水中のカルシウムやマグネシウムと反応すれば、炭酸塩鉱物や粘土鉱物へと変化する可能性も示唆されている。
京都北部の舞鶴全般の土壌の考察再び
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枚岡公園で風化した斑れい岩の露頭の下に堆積した灰色の土を観察し、京都北部の舞鶴の土壌構成を想起した。舞鶴は山々が斑れい岩質だが、予想に反し黒ボク土は見られない。斑れい岩は苦鉄質で粘性が低いため、風化後には腐植が蓄積し黒ボク土が形成されやすいと予想していた。しかし、枚岡公園の観察結果と同様、舞鶴でも黒ボク土は存在せず、粘性の低い深成岩=腐植蓄積とは単純に結びつかないことが示唆された。このことから、土壌形成には岩石の種類だけでなく、マグマの冷却過程も影響すると推測し、粘土鉱物の理解を深めることで土壌予測の精度向上に繋がるとしている。
風化した斑れい岩の露頭の下に堆積した土の色は何色か?
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生駒山で風化した斑れい岩の露頭を観察した結果、露頭の下に堆積した土は灰色だった。観察者は赤い土を想像していたが、実際は異なっていた。露頭自体は灰色っぽいが、部分的に鉄分の影響で赤く風化した箇所も見られた。このことから、斑れい岩が風化しても有機物は蓄積されにくいと推測された。この発見は、筆者が抱いていたある疑問の解決につながるという。
風化した斑れい岩を観察する前に斑れい岩について整理しよう
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竹野海岸のグリーンタフ(緑色凝灰岩)は、日本海形成時の火山活動で噴出した火山灰が海底に堆積し、熱水作用で変質した岩石。その緑色は、含まれる鉱物中の鉄イオンが酸化第二鉄から酸化第一鉄に変化したため。風化すると褐色になる。グリーンタフは、その形成過程から、当時の日本海の環境や地殻変動を知る上で重要な手がかりとなる。周辺には、グリーンタフが風化してできた粘土質の土壌が広がり、水はけが悪く、稲作には不向きだが、果樹栽培などに適している。記事では、グリーンタフを観察しながら、岩石の風化と土壌形成のプロセス、そして地域の農業との関連について考察している。火山活動が生み出した岩石が、長い時間をかけて土壌へと変化し、地域の産業に影響を与えていることを示す好例と言える。
風化した斑れい岩を見に枚岡公園へ行ってきた
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枚岡公園(暗峠)を訪れ、風化した斑れい岩を観察した。急坂で有名な暗峠は、松尾芭蕉が最後に訪れた場所でもある。地質図によると、枚岡公園は斑れい岩質の深成岩地帯。額田山展望台付近で風化した斑れい岩の露頭と、青っぽい深成岩(おそらく斑れい岩)を確認。他に、斑れい岩に貫入した輝緑岩や花崗岩も存在するらしく、深成岩らしい露頭を輝緑岩と予想。今回の訪問は、斑れい岩風化土壌の観察が目的。斑れい岩の説明は次回に持ち越し。本山寺の枕状溶岩や凝灰岩採石場跡訪問の記事へのリンクあり。
暗赤色土周辺の地域資源を活用する
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長崎県の一部地域では、赤土の客土が頻繁に行われている。客土に使われている土壌は、島原地域に分布する暗赤色土である。暗赤色土は、塩基性の強い岩石が風化した土壌で、有機物含量が低く、粘土含量が高く、有効土層が浅い。塩基性暗赤色土は、玄武岩質岩石の風化物でミネラルが豊富である。酸性暗赤色土は、塩基性暗赤色土からミネラルが溶脱したもの。いずれも粘土質が良好で、腐植と相性が良く、黒ボク土へと変化していく過程にあると考えられる。そのため、客土材として有効で、実際に赤土客土した地域では土壌が改善している。
土と向かい合い向上する地域と下落する地域
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ある地域で土壌が悪化し栽培が困難になっているとの連絡を受け、筆者は現地を訪れた。地質図によれば、その地域はミネラル豊富な火山岩地帯で、土壌も有機質に富んでいるはずだった。しかし、現地の畑は悲惨な状態で、赤土粘土が多く存在していた。地域の人々は赤土粘土を嫌って畑から取り除いていたが、筆者は赤土粘土が栽培に有利だと考えている。長野県栄村小滝集落では、かつて水田に赤土粘土を投入して高品質の米を生産していた例もある。赤土粘土の有効性はまだ確証がないものの、鉱物学的視点からは有利と判断できる。この地域は赤土粘土を排除することで土壌を劣化させ、農業生産力を低下させている。この事例は、栽培技術の本質を問う良い機会となった。
水無瀬神宮の離宮の水
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水無瀬神宮の「離宮の水」は、大阪で唯一の名水百選に選ばれた中硬水である。古くから茶の湯や生活用水に使われ、水無瀬離宮の庭園にも利用されてきた。環境省のサイトによると、水温は年間を通して14~16℃で安定しており、豊富な水量を誇る。水質はカルシウムやマグネシウムの含有量が多く、硬度はおよそ100~150mg/L。後醍醐天皇ゆかりの水無瀬神宮の手水舎で自由に飲むことができ、まろやかな口当たりとわずかな苦味が特徴。周辺は水源涵養林として保護され、豊かな自然環境が水質を守っている。
国産小麦はグルテンの量が少ない?
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国産小麦はグルテン量が少ないとされ、土壌や気候、品種が影響する。子実タンパク質中のグリアジンとグルテニンがグルテン量を左右し、窒素肥料や土壌水分、登熟期の温度が影響するものの、詳細は不明瞭。興味深いのは、黒ボク土壌で麺用小麦を栽培するとタンパク質含有率が高くなりすぎる場合、リン酸施用で収量増加とタンパク質含有率低下を両立できる点。北海道の黒ボク土壌とリン酸施用の関係が、国産小麦パンの増加に繋がっている可能性がある。
若草山山頂の赤い土
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奈良公園の若草山山頂で赤い土が目立ち、その地質を調べたところ、1500万年前〜700万年前に噴火した火山の岩石(安山岩・玄武岩類)だとわかった。これは安山岩が風化したものと考えられる。若草山の赤い土は、日本列島が形成された頃の火山活動の名残である。奈良には二上山、曽爾高原、若草山など、かつて火山だった場所が点在している。夜久野高原の宝山でも同様の赤い土が見られ、火山活動と関連があると推測される。
曽爾高原のススキたちが土とは何か?を教えてくれる
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夜久野高原の宝山火口付近では、独特の赤い土壌が見られる。これは、宝山が鉄分を多く含む火山岩で構成されているためである。風化・浸食によって岩石中の鉄分が酸化し、赤土が形成された。この赤い土は、粘土質で水はけが悪く、植物の生育には適さない。周辺の土壌は黒色だが、これは植物の腐植によるもので、火山灰土壌に腐植が混じった場合に黒くなる。宝山の赤土は、この腐植の影響が少ないため、鉄分の赤色が強く現れている。対照的に、火口から少し離れた場所では、火山灰土壌に腐植が混じることで黒土となっている。このことから、土壌の色は、母岩の種類と腐植の含有量によって変化することがわかる。
曽爾三山を含む室生火山群の柱状節理
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曽爾高原の土壌を理解するため、地形に着目する。曽爾高原は室生火山群に属し、倶留尊山や屏風岩といった柱状節理が見られる。屏風岩は流紋岩質溶結凝灰岩で、倶留尊山も同様の組成と推測される。つまり、ススキが生える土壌は流紋岩質岩石の影響を受けている可能性が高い。さらに、曽爾村の地質は花崗岩や片麻岩を基盤に、室生火山群の溶岩・火山灰が堆積し、浸食によって深い谷が形成された。しかし、曽爾高原の独特な地形の成因は未解明である。
グリーンタフはどこにある?
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岩石が土壌に変化する過程は、鉱物の風化と植物の死骸の分解によって起こる。鉱物は、水や酸素、二酸化炭素などと反応し、化学的に組成が変化して風化する。物理的な風化は、温度変化や氷の凍結・融解などによって岩石が砕ける現象である。植物の死骸は微生物によって分解され、腐植と呼ばれる有機物を生成する。腐植は土壌に養分を供給し、保水性や通気性を向上させる役割を持つ。これらの風化生成物と腐植が混ざり合うことで、植物の生育に適した土壌が形成される。風化と分解は時間をかけて進行し、様々な要因が複雑に絡み合って土壌の性質を決定づける。
シリケイトメルト内の水による反応
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高温のシリケイトメルト(溶けたケイ酸塩)中では、水は水酸基(OH)や分子水として存在し、ケイ素周りのM-O-M構造と反応する。具体的には、H₂O + M-O-M ⇔ 2M-OH の反応式で表され、水は網目形成イオン(Si, Al)と反応し、OH基を形成する。これは、熱水変質作用で鉱物にOH基が付与される現象と類似している。つまり、温度は大きく異なるが、シリケイトメルトと堆積した珪酸塩鉱物における水の反応には共通点があると考えられる。