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今回は実体顕微鏡で土と混ぜたベントナイトを見るの記事の続き。

上記の記事では粘土鉱物の持つ吸着性が周辺の土壌粒子をくっつけて塊になっていることを見たことを紹介した。


話は少し戻って、粘土鉱物の特徴を改めて挙げてみると、

・(農学寄りの視点で)微粒であること (0.002mm以下の粒子)

・鉱物学的性質の変動が著しい

・層状珪酸塩鉱物

・水を重要な成分として、OHもしくはH2Oの形で含まれる

・イオン交換能、膨潤性、有機物その他との複合体形成能などを示すことが多い

ということを粘土鉱物とは何なのだろう?という記事で記載した。


ここで膨潤性の特徴に注目してみたい。


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ベントナイトの膨潤性


ベントナイトは水を含むと膨らむという性質がある。


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こんな感じで土の上にベントナイトをばらまいておくと、


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こんな感じのものが土壌の水分や数回の雨で、


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ドロっとする。


冒頭に記載している記事で、


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こんな感じで粘土鉱物が入り込んだ土の塊が水を含むとどうなるのか?が気になるので、ドロっとしたところをまじまじと見てみると、


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土壌粒子の間でベントナイトが糊のように間を満たしていた。


前回の記事の最後の方にある土壌構造と微生物のすみかの図と照らし合わせると、上の写真の状態から記事中の図の状態になることがなんとなく想像できるようになる。

緑肥について学んでいた時に指針となった本




実はベントナイトと同じように


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ゼオライトを同様にまいている区画がある。


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ゼオライトはイオン交換性はあるけれども、ベントナイトのように膨潤性はない。

注目の資材、ゼオライトについて再びの続き


冒頭のベントナイトをまいた時期と同じゼオライトの区画を掘り返してみて見比べてみると


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鉱物の形がとどまっている上、少し振ると周辺の土壌粒子はポロポロと落ちている。

ゼオライトは土(?)になるまでの時間が長い、もしくは土にはならずに鉱物のままそこに留まるのか?


ゼオライトと比較することで、ベントナイトの理解が更に進んだ気がする。

何事においても比較は大事だな。


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