く溶性のくはクエン酸のくで2%クエン酸溶液に溶ける肥料(石灰)があると記載した。


なぜ、クエン酸で溶けるのが大事なのか?と言うと、コムギ幼植物の分泌物による難溶性リン酸塩の溶解 日本土壌肥料學雜誌 72(1), 63-68, 2001-02-05の概要に下記の様な記載があった。


根圏土壌抽出液中の有機酸を分析したところ,シュウ酸,クエン酸,リンゴ酸およびフマル酸が検出され,特にリンゴ酸が多量に確認された。


つまりは、


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く溶性とは、根が肥料(石灰)の近くに到達し、根から分泌される成分で肥効を示す。

ということになり、当然のことながら、栽培が活発してきた頃に根からの酸が増えるわけ。


く溶性というのは、栽培中旬でジワジワと効いてくる肥料(石灰)であって、栽培の途中に根からの酸で土壌が酸性に傾くのを、炭酸石灰等のく溶性の成分があることによって、酸性に傾くのを阻止するという効果があるわけです。


だから、炭酸石灰の様な肥効が遅い資材も使いどころがいろいろあるということになる。


って!


栽培途中にpHが中和される意味があるの?

という疑問が発生すると思うが、それは次回で