
有機態窒素の話題になって、ふとオカラが頭に浮かび、オカラといえば腐りやすいという特徴に関しての理解を深めておく必要があると思った。
というわけで、オカラが腐るという事について見ていく。
腐るという事を整理しておくと悪臭を放つという事が真っ先に浮かぶだろう。
では、オカラが腐った時の悪臭というのは何なのだろう?
オカラと聞いて真っ先に思い浮かぶのがダイズで、ダイズで連想するものとして

何故リシンを連想するか?というと、リシンと言えば、栄養学で食事でコメとダイズを同時に摂取すると、お互いに不足がちなアミノ酸を補完してちょうど良いアミノ酸バランスになるという内容がある。
というわけで、このリシンが腐ったらどうなるのか?を調べてみることにした。
腐敗臭を調べてみたら、

カダベリンという悪臭を放つ化合物があった。
構造を見ての通り、アミノ酸のリシンからカルボキシ基(-COOH)が外れた構造をしている。
具体的に記載するとリシンが脱炭酸することでカダベリンが合成されるそうだ。
このカダベリンだけれども、土壌中の微生物で合成するものはいるのかな?




