
オカラが腐るというのはどういうことか?の記事で、オカラに豊富に含まれているであろうアミノ酸のリシンが腐ったらどうなるか?について見てきた。
リシンが腐るとカダベリンというポリアミンになるのだが、このカダベリンというのが植物に対して何か影響を与えそうなのだけれども、その件には触れずに話を先に進めることにする。

オカラの原料であるダイズのアミノ酸で次に頭に浮かんだのが、分岐鎖アミノ酸であるロイシンになる。
今までのパターンであれば、脱炭酸(右下にある-COOHが外れる)になるので、脱炭酸したものを調べてみたら、

イソアミルアミン | 化学物質情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター
イソアミルアミンになる。
生成AIのGeminiに質問をしてみたら、イソアミルアミンは悪臭であるらしい。
もう一つのパターンは脱アミノ反応(-NH2が外れる)があるので、そちらも考えてみると、

アミノ基(-NH2)が酸素(O)に置き換わることで、α-ケトイソカプロン酸になり、更に脱炭酸と酸化することで

イソ吉草酸になる。
イソ吉草酸は汗、足、加齢による口臭のにおいのような不快感を伴う刺激臭があるそうだ。
今回の反応は丁寧に見ていけば、化学の知識が格段に高まりそうな予感があるが、長くなるので今回は触れないでおく。




