天然の化合物で強力なキレート剤のフィチン酸までの記事でキレート剤に成り得る様々な化合物を丁寧に見ていったら、どの基やどういった構造が重要であるかの理解が進んできた。


この内容を踏まえ、生成AIのGeminiに練習として化合物を挙げてもらったら、


Inosinic_acid_structure


旨味成分として有名なイノシン酸の名が挙がった。

これは本当にキレート剤に成り得るのか?


番号を振りながら考えてみる。




イノシン酸の構造に名前を振り分けていくと、


Inosinic_acid_structure_0


①ヒポキサンチン、②リボース(糖)、③リン酸基になる。

ヒポキサンチン - Wikipedia

リボース - Wikipedia

リン酸基 - Wikipedia


番号を振ると


Inosinic_acid_structure_numbering


このようになり、ヒポキサンチンのN-1とリボースのC-1'の間にはβ-N-グリコシド結合がある。


今までの知見から判断するに、


Inosinic_acid_structure_chelate


ヒポキサンチンのC-6のカルボニル基(-C=O)とN-7の箇所が一つと、リン酸基の-OHの箇所がもう一つと言ったところか。

これは正しいのだろうか?