リョクトウとは何だ?の記事までで植物としてのリョクトウについて見てきた。

この内容を踏まえ、リョクトウもやしの栄養価について見ていくことにしよう。


まずは


Ryokutou


もやしにする前のリョクトウの栄養価について見てみる。


リョクトウ100g当たりの栄養価

栄養成分含有量
エネルギー344 kcal
たんぱく質24.3 g
脂質1.2 g
炭水化物58.8 g
- 食物繊維16.3 g
ナトリウム4 mg
カリウム1200 mg
カルシウム120 mg
マグネシウム180 mg
リン370 mg
5.8 mg
亜鉛3.2 mg
0.81 mg
マンガン2.18 mg
ビタミンB10.54 mg
ビタミンB20.22 mg
ナイアシン2.0 mg
ビタミンB60.41 mg
葉酸230 µg
食塩相当量0 g

※日本食品標準成分表2020年版(八訂)を参考にして作成


続いて、


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もやしにした時の栄養価を見てみる。


リョクトウもやし(生)100g当たりの栄養価

栄養成分含有量
エネルギー15 kcal
たんぱく質1.8 g
脂質0.1 g
炭水化物2.4 g
- 食物繊維総量1.3 g
ナトリウム3 mg
カリウム79 mg
カルシウム9 mg
マグネシウム8 mg
リン27 mg
0.2 mg
亜鉛0.2 mg
0.08 mg
マンガン0.06 mg
ビタミンB10.07 mg
ビタミンB20.06 mg
ナイアシン0.6 mg
ビタミンB60.09 mg
葉酸44 μg
ビタミンC13 mg
食塩相当量0 g

※日本食品標準成分表2020年版(八訂)を参考にして作成


リョクトウが水を吸って、体積当たりの各養分が減るのは当たり前だが、各金属の減少量に対して、カリウムの減少量が大きいのは、発芽時の発根でカリウムの消費と分泌が多いからだろうか。


リョクトウにはビタミンCの項目がないが、もやしにするビタミンCの項目が追加されていて、もやしの特徴として、ビタミンCが増えるということなのだろうか。


栄養価を丁寧に見ていけば、植物の伸長に関する知見が増えるかもしれない。