(ラベル:株式会社農産アグリーンのサイトより引用)
黒く、旨味が詰まった黒糖肥料の記事で使用した黒糖肥料。
これがとてもすごいやつなんで、
京都農販さんから紹介を受けたとき、即使用決定した次第です。
何がすごいか?
それはまず、
なんといっても植物性の有機物で、
栽培環境に大きく貢献するアミノ酸が多く含まれていること。
そのうち記載するけど、
肥料でいうN(窒素)には様々な形状があって、
作物の養分としてはもちろん、
N単体が保肥力や緩衝性といった土壌の化学的要素を向上させる可能性を秘めており、
今回の黒糖肥料はまさにそれ。
つまりは、
作物に近づけて施用すれば肥料として効くし、
作物から遠ざけて施用すれば土作りとなる。
(黒糖肥料に入っているアミノ酸態窒素は構造が大きい割に即効で吸収される)
次に構成。
サトウキビ等の搾りかすと言えど、
ミネラルが残っているということで、
残っているミネラルを見てみると、
(食品加工副産物の発酵特性に関する研究より引用)
黒糖肥料は三番蜜に当たるわけだが、
ミネラルがたくさん残っていて有り難い。
特にカリウムがたくさん入っているので、
初期生育時に黒糖肥料を使うと効果が高そうだ。
最後に別の産業での用途。
キノコ栽培の培地の養分として三番蜜を活用するそうだ。
つまりは、
なかなか分解しにくい木質資材の分解を速めるというわけか!