
とあるハウスの塩類集積で生育にムラがある土壌にて、土表面にコケが生えたと表現される状態になっている個所があった。
私の最近のコケの理解の取組から、栽培で慣習的に使われる「コケが生えた」のコケは、生物学的に言われるコケ植物ではなく、土壌藻と呼ばれる光合成の出来る土壌微生物であるはず。
肉眼では見えないぐらい小さいものでも、デジカメのレンズを介せば見れるわけで、冒頭の写真を接写で見てみた。

見た内容がこちら。
以前見たように葉等の明確な組織の区別が無いため、目の前にある緑のものはコケではない。
白い粉がおそらく肥料分のはずなので、白い粉を取り込んだ緑の生き物が繁殖していることになる。
藻であれば光合成が出来る以外に、おそらく有益なり有害なりの物質を合成している可能性があって、それが周囲の作物に対してどのような影響を与えているのか?が気になるところ。
というわけで、藻類のことがどれだけ理解されているのか?
それをこれから探してみることにしよう。





