先日美味しい米を求めて、福島県にある浅川町というところを訪れた。
この浅川町というのが福島県の白河市に隣接したところに位置している。
この白河一帯で興味深い文化遺産?があり、
その手のマニアにとっては一日あっても足りない地域であるらしい。
というわけで、
文化遺産を案内していただいた。
記憶が正しければ、訪れたのが
神宮寺の横にある鹿島神社というところで、
鳥居をくぐり、階段を登った先に
小松寅吉(後に小松布孝に襲名)作の飛び狛犬様が祀られていた。
小松寅吉という石工が狛犬彫刻を芸術まで高めたと言われているらしい。
こんなにも素晴らしい芸術を撮影機材不足でもろに逆光が入ってしまったのは残念だ。
この先は地元の方から聞いた内容で、
うる覚え的な個所もあるので明確ではないという前提でお願いします。
この飛び狛犬様には福貴作石(ふきざくいし)という名の石材が利用されているらしく、
地元の方はこの石を庭石として活用しているらしい。
その石というのが
これで、
硬いながらところどころが脆くなった掘りやすいのだろうなと思わせる白っぽい石だった。
地元の方に更に聞くと、
浅川町の北側にある福貴作という地域で採石できる石で
福貴作の地質を確認してみると、
阿武隈花崗岩、阿武隈変成岩と蛇紋岩が入り組んだ地域で、
これを踏まえて改めて
この石を見ると有色鉱物少なめの花崗岩なのだなと思えてくる。
花崗岩は硬いけれども脆いという特徴があるので
石工には向いているとよく聞く。
※脆いといっても人の人生レベルのスパンでボロボロと崩れるものではなく、長い歴史に置いて局所的に割れやすい個所ができやすいため、石材として切り出しやすいという意味
関連記事