タンパクの炭化に引き続き、糖の炭化について見ていきたいが、自然環境下では糖が鎖状に繋がった植物繊維(セルロース等)かデンプンの形で存在していることが多いだろうから、今回は植物繊維の炭化について見ていく。
植物繊維とは、
糖(グルコース等)が直鎖状に繋がったもので、繋がり方によってカロリーの貯蔵の意味合いを持つデンプンや体の主成分のセルロースになる。
生成AIのGeminiに植物繊維の物質としての炭化について質問をしたところ、下記のような返答があった。
脱水反応
加熱初期に、植物繊維に含まれる水分や、糖の脱水縮合による水分子が放出される。
分解反応
植物繊維の鎖が熱によって切断され、低分子量の有機化合物が生成する。
揮発成分の放出
生成した低分子化合物の一部は気化して系外へ放出される。
この時放出される化合物は二酸化炭素 (CO2)、一酸化炭素 (CO)、水 (H2O)、ギ酸 (HCOOH)、酢酸 (CH3COOH) がある。
炭化反応
植物繊維付近にあるリグニン等との反応が進む。
タール、メタン(CH4)、水素(H2)、エチレン(C2H4)などの炭化水素類、アルデヒド類、ケトン類、フェノール類など、多種多様な揮発性有機化合物(VOCS)が大量に放出される。
後はもみ殻燻炭は土作りで有効であるか?の続きで見た内容に続く。
上記の記事では、ベンゼン環同士のエーテル結合に触れたが、今回の内容では炭素同士の結合になっているかもしれない。