今年の紅葉は色鮮やかになるだろうという予想通り、
今年の紅葉はとても紅い。
というわけで、
これらの紅葉の木の下では、
紅葉の落ち葉による紅や黄色の絨毯ができていた。
自然が生み出すなんとも美しい光景だ…
いや、ちょっと待てよ。
池の横でモミジって生えるものなのか?
森で一箇所に同じ種類の木が並ぶということはほとんどないよな。
タネの落ち方、発芽した運良く大半が生き残ったら可能かもしれないけれども。
それもそのはず。
庭園文化というものは貴族が庭を楽しむために
人工的に選抜してきたものだ。
となると、
目の前にモミジの木しか見えないという状態は、
古くは貴族が、実際には庭師の業の賜物であるわけで、
紅や黄色の絨毯は職人たちの歴史を堪能していると言える。
これは春のサクラの満開にも言えること。
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当たり前の事を偉そうに書いたけれども、
気になるのは紅や黄色の絨毯の綺麗さではなく、
褐色落ち葉が含まれないこの状態において、
落ち葉の下にいる冬の植物たちにとって、
紅や黄色の絨毯はプラスに働くのか?
それともマイナスに働くのか?
それが気になった。